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清水、北川10戦ぶり弾も連勝ならず 残留に向け手痛い黒星

[ 2018年9月22日 05:30 ]

明治安田生命J1第27節   清水1―2G大阪 ( 2018年9月21日    アイスタ )

<清水・G大阪>10戦ぶりのゴールを決めたFW北川
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 清水は今季初の金曜日のホーム戦で下位のG大阪に1―2で敗れ、連勝を逃した。自動降格圏の17位とは暫定で勝ち点5差に。日本代表の森保一監督が視察する中、7試合を残して手痛い黒星を喫した。

 あまりに早すぎる失点だった。試合開始から30秒。左サイドから上がったクロスに相手FW黄義助(ファンウィジョ)とDFフレイレ(29)が競り合い、ボールはクロスバーへ。真下に跳ね返ったボールのクリアは一歩間に合わず、自陣のネットを揺らしてしまった。

 今季リーグ戦で先制された12試合は2勝10敗。ボランチのMF河井陽介(29)が「先制されないこと」と強調していたように、下位脱出を狙う相手に勢いを与えないことが重要だった。前半26分にもクロスから追加点を許した。

 それでも意地は見せた。後半31分、出場停止明けで2戦ぶりに先発したFWドウグラス(30)からパスを受けたFW北川航也(22)が、ドリブルでペナルティーエリア内へ。右足を振り抜き、リーグ10戦ぶりとなる今季8号を決めた。G大阪と前回対戦した7月22日以来。苦悩しながらも「伸びるのはここから」と前を向き続けて結果を出した。

 右SBで先発したU―21日本代表DF立田悠悟(20)も後半38分に左ポスト直撃の強烈なシュートを放ち、A代表指揮官にアピール。終盤は清水ペースで波状攻撃を仕掛けた。1万4790人のサポーターは好機の連続に最後まで声援を送り続けた。

 ▼ヤン・ヨンソン監督 開始5分のプレーは良くなかったが、徐々に良くなってきた。攻撃面では多くのチャンスをつくれていた。

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2018年9月22日のニュース