湘南・斉藤、Ｃ大阪戦出場に意欲「いいエネルギーを持って」

　湘南のＵ―１９日本代表ＭＦ斉藤未月（１９）がＣ大阪戦出場に意欲を見せた。

　「出番が来たらいつも通りやりたい。セレッソとは今年４試合目だが、１試合も出ていない。フレッシュなのは僕ぐらいだし、出たら楽しみたい。いいエネルギーを持ってやらないといけないと思っている。前への推進力やゴール近くでのプレーが大事だが、きのうもきょうもゴール前に出て行くシーンが無意識で増えている」

　ユース時代からトップチームに登録されて今季で４年目。今季はここまで１３試合に出場し、７月の神戸戦ではゴールも決めた。秋野、石川、金子らと激しいボランチのポジション争いをしているが、このところ出場機会も増えている。さらに今月上旬にはＵ―１９日本代表のメキシコに遠征に招集されてブラジルなどと対戦した。「いい経験になりました。相手のレベル高くて良かった。ブラジルは攻撃のアイデアや相手の崩し方とか参考になった。チームとして崩す形いっぱい持っている」と、収穫を口にした。

　Ｕ―１９日本代表では中心選手。来月インドネシアで開催されるＵ−１９アジア選手権を控えている。来年ポーランドで開催されるＵ−２０Ｗ杯の出場権を懸けた戦いで、今回の遠征が最終調整でもある。

　「代表にはアジア予選は全部勝たないといけないプレッシャーはある。結果にこだわることも大事」と、斉藤は前を見据える。そして、「代表もチームもやることは変わらないので自分のプレーをしっかりやるだけ。代表での経験をチームでいかすというより、僕は逆でＪ１でやっていることを代表でいかす感じ。Ａ代表や五輪代表はちがうだろうけど、代表の基準でやるとＪ１のレベルの方が高い」と、成長へ意欲を見せる。試合に出るたびに成長したところを見せているが、まだまだ飛躍しそうだ。