槙野が語る欧州CL見どころ「ユベントスがどこまで勝ち上がれるか」

[ 2018年9月18日 23:00 ]

欧州CLの見どころを語った浦和DF槙野
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 ――今シーズンからDAZNでUEFAチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの中継がスタートします。UEFAチャンピオンズリーグにはどんな価値があって、どういう大会だと思っていますか?

個人的にはワールドカップに匹敵するくらいレベルが高く、選手としては必ず出たい大会に位置付けています。ヨーロッパでプレーしている時はもちろんですけど、日本に帰って来てからもいろいろ選手が出てくる大会だと感じながら毎年楽しみに見ています。

――印象に残っている試合はありますか?

やはり一昨シーズンのバルセロナとパリ・サンジェルマンとバルセロナのゲームですね。この試合を通じて絶対にサッカーの神様はいると思いましたし、サッカーというスポーツは試合終了の笛が鳴るまで何が起きるか分からないと改めて感じました。第2戦は自分がかなり過密スケジュールでしたが、キックオフ時間に起きて生で見たことを覚えています。

――具体的に印象に残っているシーンは?

第1戦はホームのパリ・サンジェルマンが4-0で勝って、そこからバルセロナが逆転したことはもちろんですけど、選手としては一つひとつの局面での駆け引きですね。特に90分を通じてルイス・スアレス選手が見せた“ずる賢さ”。彼がギリギリの局面でチョイスしたプレーのことなんですが、イエローカードをもらっているにも関わらず、シミュレーションを取られてもおかしくないプレーでPKをもらいに行くシーンがあったんです。逆転しなければならない状況にあって、一つ間違えればレッドカードで数的不利になってもおかしくない中で彼が選択した“ずる賢さ”は、僕を含めて学ばないといけない部分だと思って見ていました。僕も試合後に自分のSNSで「このずる賢さは日本人も学ばないといけない」と発信したくらいです。勝利のために己の身を削ってでもゴールにつなげるプレーができる献身性は学ぶべきものがあると思いました。それが実際にスタジアムの雰囲気やチームの勢いを変えるきっかけにもなりましたからね。やっぱり世界を代表するストライカーだと思いました。

――その試合を見たことで自分のプラスになったことは?

昨シーズン、浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグを制してアジアチャンピオンになることができましたけれども、僕たちはこの試合から「決して諦めてはいけない」ということを教えてもらいましたし、実際にACLの決勝トーナメントはすべて第1戦をアウェイで落としたり、引き分けたりしながら勝ち上がったんです。その中でホームに帰ってきた時のスタジアムの雰囲気だったり、一つひとつのシチュエーションを考えながら流れを変えるプレーは個人的にすごく意識していました。あのバルサ戦の教訓がアジアチャンピオンになる過程で生きた部分はあったと思いますね。

――今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ、どんなところを楽しみにしていますか?

今回のワールドカップでいろいろな選手が出てきたと思います。個人的にはクリスティアーノ・ロナウド選手が移籍したユベントスがどれだけ彼を生かして、どこまで勝ち上がれるのかは見たいと思っています。

――今回のワールドカップで見つけた注目選手がいたら教えてください。

実際に対戦した相手で言えば、ナポリでプレーするセネガル代表のカリドゥ・クリバリ選手。自分と同じセンターバックの選手なんですが、実際に対峙してみた体格の良さや力強さはすごかった。彼がどれだけ優秀なFWたちを抑え込んで、どこまで価値を高めるのかも面白いと思うんです。他に挙げるとすれば、ビジャレアルのデニス・チェリシェフ選手。彼とは対戦していませんが、ロシア代表で6番を着けていた左利きのすごくいい選手です。彼はUEFAヨーロッパリーグに出場するので見ておきたいですね。やっぱり実際に目の前に見た選手、自分がバトルしてきた選手が世界最高峰の舞台でどれだけすごいプレーを見せてくれるのかは楽しみですね。

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