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神戸、新監督にリージョ氏 “ペップの師匠”就任でバルサ化加速

[ 2018年9月18日 05:30 ]

記念撮影をする三木谷会長(左)とリージョ監督
Photo By スポニチ

 神戸は17日、神戸市内で新体制会見を行い、吉田孝行監督(41)の解任とともに、新監督にスペイン人のフアンマヌエル・リージョ氏(52)が就任することを発表した。就労ビザなどの手続きが整うまで、暫定体制として林健太郎アシスタントコーチ(46)が監督を務める。会見に同席した三木谷浩史会長(53)は知将の手腕に高い期待を寄せた。

 吉田監督の解任が発表されてから4時間30分後。会見場に現れたリージョ新監督は、無数のフラッシュを浴びながら新天地での抱負を語った。

 「日本の選手は技術が高く、日本人のスタイルを前提にチームをつくっていけるのは非常に大きなこと。私のフットボールを導入していく条件がそろっているし、迷うことなくオファーを受けた」

 今季、神戸は堅守速攻型を改め、バルセロナのような、攻撃的かつポゼッション型のサッカーを標ぼうしてきた。ただ、現在はリーグ3連敗中で8位。ポドルスキやイニエスタを擁しながら来季ACL出場権獲得が難しくなってきたこともあり、残り8試合の状況で、クラブ史上13度目となるシーズン中の監督交代に踏み切った。

 リージョ氏は、マンチェスターCで指揮を執るジョゼップ・グアルディオラ監督に師と仰がれている欧州屈指の戦術家。一緒に登壇した三木谷会長は「ポゼッションサッカーの開拓者。経験値が高く、インテリジェンスのある監督を探してきた。まさか来てくれるとは思わなかった」と賛辞を惜しまなかった。

 スペイン出身の2人の新コーチ就任も発表。契約期間は来季終了までの約1年4カ月の見込みで、就労ビザの手続きなどが完了次第、スペインの知将がJ1で指揮を執る。

 ◆フアンマヌエル・リージョ 1965年11月2日生まれ、スペイン出身の52歳。16歳で指導者となり、スペイン1部史上最年少の29歳でUDサラマンカの監督に就任。過去に15チームの監督を務め、セビリアの助監督やチリ代表のアシスタントコーチも歴任した。

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2018年9月18日のニュース