札幌まさかの大敗も“北の大地は屈しない”、道民のため走る!

[ 2018年9月16日 05:30 ]

明治安田生命J1第26節   札幌0―7川崎F ( 2018年9月15日    等々力 )

<川崎F・札幌>サポーターの温かい声援を受ける札幌イレブン(撮影・小海途 良幹)
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 札幌は被災地に白星を届けることはできなかった。選手たちは地震の犠牲者を悼み、左腕に喪章を巻いてプレー。地震後初の特別な試合で必死に戦い、最後まで諦めなかった。しかし、まさかの7失点。ゴールは遠かった。

 「僕も(伊達市出身で)胆振地方なので近く感じるし、心が痛い。試合で良い報告を贈れるように勝利したい」。試合前、MF宮沢裕樹主将(29)はそう話していたが、思いはかなわなかった。地震の影響はあった。代表戦ウイークのため2日から4連休。始動予定だった6日未明に地震が起きた。北海道全域の停電でクラブハウスの電気も消えた。選手の安全面、選手の家族の心労を考慮。クラブはさらに2日間の練習を中止した。

 自身も断水、停電を経験したペトロヴィッチ監督は練習初日の8日、選手たちにこう語りかけた。「さらに過酷な状況の人たちもいる。我々がどんなサポートができるか考えよう」。クラブも震源地の厚真町へのボランティア活動を予定する。

 この日の試合前には川崎Fと共同で募金活動を実施。また、選手からの要望で正式な選手会の口座を初めて作ることを検討しており、すでに新潟など複数のクラブから選手会を通じて義援金のサポートの話があるなど、Jリーグ全体でも支援の輪が広がっている。

 震災後の初戦は天敵・川崎Fに屈した。対川崎FはこれでJ1通算1分け7敗。5位に後退した。それでも、落ち込んではいられない。ペトロヴィッチ監督は言った。「サポーターは大敗でガッカリしていると思うが、次のホーム戦は勝つ!」。道民のため、サポーターのために札幌は全力で走り続ける。

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