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二刀流はつらいよ?カンボジア本田“監督”公式練習前に秘密特訓

[ 2018年9月9日 20:58 ]

カンボジア代表を率いる本田は、マレーシア戦の前日練習でイレブンを指導する
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 20年東京五輪に日本代表のオーバーエージ枠として出場を目指しているMF本田圭佑(32=メルボルンV)が“二刀流”の苦労を物語る一幕があった。

 自身が事実上の監督を務めるカンボジア代表が9日、プノンペン五輪スタジアムで親善試合マレーシア戦(10日)に向けた公式練習を消化。その1時間前ほど前に会場入りした本田は、チーム本隊が到着する前にランニングなど基礎練習を行い、コンディション維持に務めた。

 選手としてはメルボルンVを新天地に決め、来月のオーストラリア1部リーグ開幕へ照準を定めている。監督が行う、この“秘密特訓”はカンボジア代表を率いる期間も当然のように毎日、行っているという。

 この日は午前中にプノンペン市内のホテルでマレーシア戦に向けた公式会見に出席。指揮官としての初陣へ向けた意気込みを語り、午後は自身のトレーニングに加えてカンボジア代表の公式練習を指導するなど大忙しだった。代表イレブンに円陣で指示する際、本田から大量に噴き出る汗に二足のわらじの努力がにじんだ。「何事も一つ一つ積み重ねですから。それは毎日(カンボジア代表の)選手にも言っています」。公式会見で語った姿勢を地で行く“本田監督”に、代表イレブンも感化されていた。

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2018年9月9日のニュース