ネイマール　ブラジル代表新主将就任、チチ監督がローテーション制廃止

ブラジル代表新主将に就任したネイマール（ＡＰ)
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　Ｗ杯ロシア大会でベスト８に終わったブラジル代表の新主将に、エースのＦＷネイマール（２６＝パリ・サンジェルマン）が就任した。７日、親善試合米国戦（８日、イーストラザフォード）の前日会見で、チチ監督（５７）が発表した。

　チチ監督は２０１６年に就任した後、固定したチームキャプテンを置かず、試合ごとにゲームキャプテンを指名してきた。「ローテーション制は終わりにする。ネイマールは成長してきた。新たな役割を果たす準備はできている」と指名理由を説明した。

　会見に同席したネイマールは「キャプテンを受けることにした。これまで多くのことを学び、責任を負うことは自分にとって良いことだと思う」。Ｗ杯ロシア大会でベスト８と不本意な結果に終わったことについては「怒っているサポーターに謝罪したい」と殊勝に語った。

　Ｗ杯では反則を受けた後に大げさに転げ回る“過剰演技”で批判を浴び、大会直後は自身のＳＮＳに「サッカー人生で最も悲しい」と記した以外はコメントを避けた。「批判の標的になった時に、沈黙はベストな答えだと思った。Ｗ杯で多くのファウルを受けたことについては、あまり言うことはない。１１回ボールを持って１０回ファウルしてくる相手に“ちょっと、ごめん。オレに得点させてよ”とは頼めないからね。自分にとって教訓になった」と振り返った。