×

チェルシーに身売り説 英紙報じる 売却設定額は史上最高2800億円超

[ 2018年8月26日 20:13 ]

 イングランド・プレミアリーグのチェルシーに身売り説が浮上した。オーナーを務めるロシア出身のロマン・アブラモビッチ氏(51)がクラブ売却に向けて動き出していると、26日付の英紙サンデー・タイムズ(電子版)が報じた。

 アブラモビッチ氏は、米国の投資銀行レイナ・グループと提携し、中国や米国、中東を中心に売却先を探しているという。売却設定額は20億ポンド(約2857億円)で、成立すればサッカークラブ史上最高額。米国人のグレイザー一家が2005年にマンチェスター・ユナイテッドを買収した7億9000万ポンド(約1128億円)を大幅に上回る見通し。

 今年5月に起きたロシア人のスパイ殺人未遂事件の影響で英露間の緊張が高まっており、アブラモビッチ氏は英国ビザの延長ができない状況だという。そのため、チェルシーでは6万人収容の新スタジアム建設が中止となった。

 アブラモビッチ氏は2003年にチェルシーを1億4000万ポンド(約200億円)で買収。5度のプレミアリーグ制覇を達成し、2011〜12シーズンには欧州チャンピオンズリーグで優勝した。

続きを表示

2018年8月26日のニュース