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横浜移籍の久保に即戦力の期待 19日鹿島戦先発も「少しでも順位上げられるように」

[ 2018年8月17日 07:13 ]

FC東京から移籍した久保はレプリカユニホームを着てチームのタオルを掲げる(撮影・沢田明徳)
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 横浜は16日、FC東京からU―19日本代表FW久保建英(17)を期限付き移籍で獲得したと発表した。期限は12月31日まで。背番号はFC東京時代と同じ15に決まった。すでに登録手続きを行っており、19日の鹿島戦で先発デビューを飾る可能性も浮上。降格圏付近をさまよう名門を救うべく、和製メッシが力を尽くす。

 練習日には異例ともいえる約40人の報道陣が集結した中、久保は引き締まった表情で決意表明した。「今できる最大限の成長を考えた時に、マリノスに移籍しようと決めた。マリノスの一員として少しでもチームの力になれたら」。この日からチームに合流し、室内でのトレーニングに参加。FC東京ではJ1リーグで4試合の途中出場にとどまっていただけに、「チームを替えたからには、そこで一から新しいチームメートとしのぎを削りたい」と定位置確保への強い意欲を示した。

 17歳ながら即戦力としての働きを期待されている。黒沢良二社長が「アタッキングサッカーに貢献してもらいたい。本人に期待していると伝えたら、彼も“ベストを尽くします”と言ってくれた」と話すと、アイザック・ドル・スポーツダイレクターも「日本の若き才能。チームのために貢献してほしい」と活躍を期待した。

 4―3―3では右FWかインサイドハーフ、3―4―2―1では2シャドーの一角での起用が見込まれており、久保本人は「監督が求めるポジションであればどこでもやるつもり。でも自分はアタッカーの選手なので前めでやれたら」と前向きだ。FW遠藤がアジア大会に参加。FW仲川も負傷を抱え、前線の枚数が不足していることもあり、関係者によれば、鹿島戦で即、先発デビューする可能性もあるという。

 「チームの一員として少しでも順位を上げられるようにしたいし、ゴールもできるだけ早く決められるようにしたい」と久保。17歳はリーグ14位と低迷する名門の救世主となる覚悟を示した。

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2018年8月17日のニュース