ローマ　セビリアからフランス代表ヌゾンジを獲得　３年契約、違約金４０億円か

　伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト電子版は１４日、ローマがスペインの強豪セビリアからフランス代表ＭＦステバン・ヌゾンジ（２９）を獲得したと報じた。同紙によれば、両クラブで合意に達し、ヌゾンジは現地時間１４日の午後にローマ入り、メディカルチェックを経て正式契約を結ぶという。

　同紙によればセビリアはヌゾンジの違約金を３５００万ユーロ（約４４億５０００万円）に設定していたが、最終的には３２００万ユーロ（約４０億円）で合意に達したもよう。ヌゾンジは年俸３００万ユーロ（約３億８０００万円）の３年契約を結ぶという。

　ヌゾンジは母国フランスが２度目の賜杯を手にした１８年Ｗ杯ロシア大会にも出場。７試合中５試合に出場し、クロアチアとの決勝戦の舞台にもピッチに立ちチームの勝利に貢献した。セビリアには１５年にプレミアリーグのストークから加入。その当時のセビリアの強化部長が、現在ローマで強化部門の最高責任者であるモンチ氏だった。

　今回もモンチ氏がヌゾンジ獲得を熱望したようで、長い交渉の末、ようやく合意に至ったという。ガゼッタ・デロ・スポルト紙によればローマにとって今夏１２人目の新戦力。昨季までイタリア代表ＭＦデロッシが務めたアンカーでレジスタ（司令塔）としての起用が予定されているという。