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FC東京 “仕上げのリンス”でリーグ2位をがっちりキープ

[ 2018年8月1日 22:53 ]

明治安田生命J1第19節   FC東京2―1鹿島 ( 2018年8月1日    カシマ )

<鹿島・FC東京>後半32分、ゴールを決めるFC東京・リンス(右)(撮影・西海健太郎)
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 逆転勝利を挙げたFC東京は“仕上げのリンス”で、リーグ2位をがっちりキープした。1―1で迎えた後半30分、新加入のFWリンス(30)がFW永井謙佑(29)とともに投入。その2分後の同32分、右サイドを突破したリンスがニアに走り込んで右足で軌道を変えるシュート。ゴール右に突き刺さる決勝弾となった。

 J2甲府から期限付き移籍して3試合目。「勝った時はみんなで喜ぶ。この結果になってよかった」と語った30歳はG大阪時代にも長谷川健太監督(52)の下で切り札として国内3冠獲得に貢献。「シャンプーの後もピッチの中でもしっかり仕上げたい」と語ったこともあるFWが躍動し、長谷川監督も「リンスがやっと仕上げてくれた」と冗談交じりに話した。

 今季は終盤の得点力不足が課題だったが、後半30分以降の得点はリーグ19試合目にして初めてだった。後半32分にリンスが決めた仕上げの一撃は、チームの引き出しを増やす、意味あるゴール。リンスは「自分が決めることができて、悪い流れを止められてよかった」と手応えを口にした。

 難敵・鹿島からのシーズン連勝は初めて。前半19分に挙げたFW富樫敬真(24)の同点弾も移籍後リーグ初得点。リーグ14試合目での得点に「めちゃくちゃ時間がかかったけど、チャンスを与え続けてくれた監督、信じてくれた仲間、サポーターに感謝したい」と富樫。まさに“初もの”づくしの白星に長谷川監督も「勝つことでいろんなことが吸収できる。非常に大きな逆転勝利」と笑顔を見せていた。

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2018年8月1日のニュース