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アンデルレヒト森岡 いきなり「構想外」も早々にアントワープ浮上

[ 2018年7月30日 05:30 ]

去就に注目が集まるアンデルレヒト・森岡
Photo By 共同

 ベルギー1部アンデルレヒトの元日本代表MF森岡亮太(27)が、移籍する可能性が浮上した。28日、4―1と快勝したリーグ開幕節の敵地コルトレイク戦でベンチ外。開幕前のプレシーズンマッチも出場しておらず、スポーツディレクター(SD)のルーク・ディボア氏(52)は、昨季欧州主要リーグで日本人最多得点を挙げた司令塔が「構想外」であることを示唆した。

 アンデルレヒトの10番を背負う森岡が、開幕戦のピッチどころかベンチにもいなかった。4月に就任したディボアSDは27日に地元紙ヘット・ニュースブラットで「(6月末の)チーム合流時に、我々が期待した体調ではなかった。調整の遅れを取り戻して、監督の要求に見合う状態にならなくてはならない」と説明した上で「全ての選手は交換可能だ。適正価格であれば」と“売却候補”になっていることを明かした。森岡獲得に尽力したファンホルスベーク前SDは退任しており、ディボア新SDが、森岡よりも若手選手を評価しているとの報道も出ている。

 昨季は森岡にとって飛躍のシーズンだった。昨年6月に加入したベルギー1部ワースランドベベレンで7得点11アシストをマークした活躍が認められ、今年1月に名門アンデルレヒトに3年半契約で加入。移籍金はベベレン加入時の30万ユーロ(約3900万円)から、わずか半年で10倍の300万ユーロへはね上がった。新天地でもプレーオフを含めて6得点2アシストをマーク。昨季欧州主要リーグで日本人最多の13ゴールを挙げたが、ハリルホジッチ監督が解任された影響もあり、W杯ロシア大会のメンバー入りは果たせなかった。

 移籍先候補には同1部の古豪アントワープが浮上。去就に注目が集まりそうだ。

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2018年7月30日のニュース