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森保監督 若手発掘続ける!東京世代“下剋上A代表”あるぞ

[ 2018年7月28日 05:30 ]

J2、J3視察を続ける日本代表の森保監督                                     
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 日本代表の森保一新監督(49)の週末の視察スケジュールが決まった。28日に仙台―C大阪(ユアスタ)、29日はJ2の水戸―愛媛(Ksスタ)に足を運ぶ。20年東京五輪に出場するU―21日本代表監督を兼任するため、今後もA代表監督としては異例のJ2、J3視察を継続する見通し。00年シドニー五輪と02年W杯日韓大会を指揮したトルシエ氏以来の兼任監督は、下部リーグを活性化させる効果も期待できそうだ。 日本代表日程

 望み薄と分かっていても、張り切らないわけがない。A代表と20年東京五輪代表を率いる森保兼任監督の誕生が思わぬ派生効果をもたらしそうだ。あるJ2クラブの強化担当者は「A代表の監督が視察に来るとなれば、選手の目の色が変わることは間違いない。招集の可能性がゼロに近いと分かっていても、アピールしてやろうという気持ちになるのがプロ」と語った。

 森保監督の就任後初の国際Aマッチは9月7日の親善試合チリ戦(札幌)だが、アジア大会(8月10日〜9月1日、インドネシア)に出場するU―21日本代表メンバーの発表を来月初旬に控える。29日の水戸―愛媛戦の視察はU―21世代のチェックが主な目的だが、21歳以上の選手でもアピールに成功すればA代表抜てきの可能性はゼロではない。

 過去にもA代表監督がJ2を視察した例はある。14年W杯ブラジル大会を率いたザッケローニ元監督は、G大阪がJ2に在籍した13年に遠藤、今野らをチェック。10年W杯南アフリカ大会を指揮した岡田元監督も09年に当時J2得点ランキング首位だった大黒(東京V)らの試合に足を運んでいる。

 だが、日常的にJ2、J3の試合に出向く見通しの森保監督は異例だ。26日の就任会見では「日本サッカー発展のためにトライしたい。ビビらずに正しいと思うことをやりたい」と語っており、下部リーグ戦士のアピール次第では、下克上選出のサプライズが実現するかもしれない。

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2018年7月28日のニュース