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ハリル氏、森保新監督にエール「最低限の敬意をもって接せられることを願う」 “名誉毀損”訴訟、出廷せず

[ 2018年7月27日 11:55 ]

ハリルホジッチ氏
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 元日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(66)が日本サッカー協会(JFA)と田嶋幸三会長(60)を相手取り、東京地裁に名誉毀損(きそん)による慰謝料1円と謝罪広告の掲載などを求める訴訟を起こした裁判の第1回公判が27日に開かれ、今後の日程確認などをした。ハリルホジッチ氏は出廷しなかったが、代理人弁護士を通してコメントを発表。W杯ロシア大会で16強に進出した西野ジャパンを称え、新監督に就任した森保一氏(49)にエールを送った。コメントは以下の通り。

 「まず、サムライブルーの選手の皆さん、及び、西野さんに対し、W杯での勇気とパフォーマンスに私からの喜びの気持ちを伝えたいと思います。W杯直前に起きた状況からして、容易なものではなかったと思っています。しかしながら、私たちが3年に亘り取り組んできたことは無駄ではなく、田嶋氏と協会の決定によっても、私自身のやってきたことについて完全に否定されることにはならなかったと考えています。私自身も戦略やチームの構築を準備しており、最後まで皆さんとご一緒できなかったことが悔やまれます。

 W杯の後、私としても今回の裁判は続けるべきであると考えました。日本代表の選手の皆さんは、W杯において、忍耐と敬意という日本において重要な価値を証明してくれました。これに対し、私に対してなされた発言は、そのような価値と真っ向から対立するものであり、日本代表チームが証明してくれたスポーツ精神と真逆のものでありました。

 新しく監督に就任された森保さんには、私自身も監督に任命されたことを心よりうれしく思った素晴しい日本のチームのため、十分に独立した立場でその任務を全うできること、及び代表監督として、協会あるいはその代表から最低限の敬意をもって接せられることを願っています。森保さんに対しては、今後のご成功を心より祈っています」

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2018年7月27日のニュース