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森保監督 就任要請に即決「覚悟を持ってやれば必ず成し遂げられると思った」

[ 2018年7月27日 05:30 ]

サッカー日本代表 森保新監督が就任会見 ( 2018年7月26日 )

サッカー日本代表の就任会見で笑顔を見せる森保新監督(撮影・近藤 大暉)
Photo By スポニチ

 【森保監督に聞く】

 ――就任を聞いたのはいつか。どんな思いが胸にあったか。

 「監督就任が正式に決まったのは今日です。いつか忘れたが関塚技術委員長から打診があった。今日、田嶋会長から正式にお話を頂き、即決した。気持ちとしてはうれしいとかそういうのは一切浮かばなかった。でも覚悟を持ってやれば必ず成し遂げられるとそう自分の中で思って決めた」

 ――来年1月のアジア杯の位置づけは?

 「日本の力を試すためには、経験値を上げるためには重要な大会。ただ、その大会に向けての選手選考、どう戦うかはまだ就任したばかりなのでまとまっていない部分がある」

 ――監督として大事にしたい部分。

 「W杯ロシア大会では(選手)みんなが自分が成功したい、試合に出たいという部分を持っていたと思うが、チームの結果のために協力して戦っていた。そういうところを大事にしていきたい」

 ――世代交代という話があった。ベテラン選手をどう考えているか。

 「この世界に競争はある。私自身、世代間の融合を図りつつ、新しい日本代表を築き上げていきたいと思う」

 ――W杯を経て日本サッカーに必要と感じたことは。

 「足りないところを全てレベルアップしないといけない。個のレベルアップはもちろん、全てに磨きをかけなければ。世界は、他国はどんどん進化している。追いつけ追い越せでやっていかなければ」

 ◆森保 一(もりやす・はじめ) ★生まれ 1968年(昭43)8月23日生まれ、長崎県長崎市出身。

 ★現役時代 長崎日大高から広島の前身マツダに加入。広島、京都、仙台でプレーし、J1通算293試合15得点。日本代表として国際Aマッチ35試合1得点。04年1月に現役引退。現役時代は主に守備的MFとして活躍したが、小学6年時にはGKとして全国大会に出場している。

 ★指導者 04年にS級ライセンスを取得し、U―20日本代表コーチ、広島コーチ、新潟コーチなどを経て、12年に広島監督に就任。17年7月に辞任するまでJ1リーグ3度の優勝に導く。17年10月に20年東京五輪を目指すU―21日本代表監督に就任。

 ★愛称 ニックネームはポイチ。高校時代から「森 保一」などと名前を間違えられることが多く、同級生がポイチと呼び始めたことが由来。

 ★家族 妻と3男。長男の翔平(26)は15年まで讃岐でプレー。ラウルという愛犬を飼っており、名前の由来は元スペイン代表FWラウル。

 ★験担ぎ? 試合前には必ずコーヒーを飲む。

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2018年7月27日のニュース