5時間超かけて説得 G大阪 宮本恒靖氏が監督就任 クルピ体制わずか7カ月 

[ 2018年7月24日 05:30 ]

宮本恒靖氏
Photo By スポニチ

G大阪は23日、レヴィー・クルピ監督(65)を解任し、後任にG大阪U―23監督を務める元日本代表DF宮本恒靖氏(41)が就任すると発表した。28日の鹿島戦(パナS)から指揮を執る。G大阪はリーグ17試合を終えて16位と低迷。J1残留を目指し、指揮官交代へ踏み切った。マテル・ヘッドコーチ(67)も契約を解除。U―23監督には実好礼忠ユース監督(45)が昇格する。

 クルピ体制は、わずか7カ月で幕を下ろした。「攻撃的なサッカーを実現してくれタイトルを獲ってくれると思っていた。だが成績が上がらなかった。降格はできない。流れを変えざるを得ないということで決断した」。山内隆司社長(61)は苦渋の表情で説明した。

 決め手となったのは広島戦(18日)と清水戦(22日)だ。W杯でリーグ中断した約2カ月間で修正を試みたが攻守ともに改善が見られず連敗。選手からの求心力も低下したことで、この日午前にクルピ監督に通達した。

 後任にはU―23監督を務めた宮本恒靖氏が昇格する。日本代表の手倉森コーチらもリストアップしていたが「ガンバのサッカーをするにはガンバを経験した人がやるのがダイレクトで間違いない」と山内社長。午後には宮本新監督やコーチ陣らスタッフを集めて就任を打診した。しかし、急転直下の要請に宮本氏も驚くしかなかった。「なぜ自分にオファーしたのか?」「どういうチームをつくるのか」など細かい説明を求められ、約5時間かけて説得した。その中で仮にJ2降格した場合の宮本体制継続も約束したもようだ。

 下部育ちの宮本氏は95年にクラブ初のトップチーム昇格。02、06年と2度のW杯に出場した。15年にG大阪ジュニアユースコーチで指導者としてのキャリアを開始し、17年からはU―23監督を歴任した。理論派として選手からの人望も厚い。

 G大阪には12年にセホーン監督をシーズン序盤に解任し、松波コーチを監督に昇格させながら、J2に降格した苦い過去がある。フロントは今季中は変わらない方向。一枚岩となって宮本ガンバを支えJ1残留を目指す。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「久保建英」特集記事

2018年7月24日のニュース