トーレス“神の子”片りん見せた!J初陣積極姿勢で攻撃活性化

[ 2018年7月23日 05:30 ]

明治安田生命J1第17節   鳥栖0―1仙台 ( 2018年7月22日    ベアスタ )

<鳥栖・仙台>後半、ドリブルで攻め上がるトーレス(撮影・岡田丈靖)
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 鳥栖に新加入した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(34)が22日、Jリーグデビューを果たした。ホーム仙台戦で後半5分から途中出場して、シュート2本を放つなど、見せ場をつくった。試合は0―1で敗れたが、Jリーグの村井満チェアマン(58)が視察し、1万7537人のサポーターが詰めかけたなか、いきなり存在感を発揮した。

 激しい雷雨の中、駆けつけたサポーターが待ち焦がれた瞬間は後半5分に訪れた。トーレスの登場に、スタジアムは地鳴りのような大歓声で包まれた。

 ピッチに立つと、合流からわずか1週間とは思えないパフォーマンスを披露。「いくつかあったチャンスを決めきれなかった」と悔やんだが、攻撃の起点となり、何度もゴールへと迫る推進力となった。

 後半26分にはゴール左からの強烈なシュートを放ち、同31分にはDF吉田に決定的な浮き球でのラストパスを送った。吉田は「走るとやっぱりいいパスが出てくるんだと分かった」とプレーの質の高さを実感し「彼が入ることで攻撃のバリエーションが増えるし、チームのモチベーションも上がった」と影響力の大きさを口にした。

 トーレス投入で攻撃の厚みを増し攻め続けた鳥栖だったが、後半42分、カウンターから失点。0―1で敗れてJデビュー戦を白星で飾れなかったが、ドリブルのスピード、正確なパス、打点の高いヘディングと随所でワールドクラスのプレーを披露。フィッカデンティ監督は「実戦から離れて長く試合勘がないのに、彼の深い経験を試合の中で垣間見た」と評価した。

 この日はJリーグの村井満チェアマンも観戦に訪れ、「まだ期間が短いがチームとのコミュニケーションがうまく取れているのかな。孤立せずに味方と連動して決定的なパスやシュートがあった」と今後の活躍も楽しみに語った。黒星に笑顔を見せなかったトーレスだが、「激しくトレーニングを積んで次の試合は勝てるように。みなさんにゴールをささげたい」と目の奥を光らせた。

 「エル・ニーニョ(神の子)」と称えられるストライカーが、本領を発揮するのはこれから。新天地にフィットし、さらにまばゆい輝きを放つはずだ。

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2018年7月23日のニュース