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森保ジャパン26日誕生へ!東京五輪代表監督との兼任が有力

[ 2018年7月21日 05:30 ]

次期日本代表監督人事について一任されたことを報告する日本サッカー協会の関塚隆技術委員長(右端)(撮影・会津智海)
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 日本サッカー協会は20日、都内で技術委員会を開き、W杯ロシア大会で日本を16強に導き、今月末で退任する西野朗監督(63)の後任となる次期日本代表監督について討議。人選を関塚隆技術委員長(57)に一任することを決めた。関塚氏は日本らしいスタイルを継承できる監督を選ぶ方針を強調。実名を挙げることは控えたが、20年東京五輪代表監督を務める森保一氏(49)の兼任が有力で、近日中に本格交渉を開始。26日の理事会で正式決定する見通しだ。 日本代表日程

 次期日本代表監督について討議する技術委員会の開催は5月23日以来、約2カ月ぶり。前回の会議では日本人指導者を推す声が強かった。今回はW杯を踏まえて、監督要件を見直す作業を実施。約3時間半の会議を終えた関塚委員長は「日本らしい戦い方を継承できる監督がいい。それが表れた大会だったね、という話が出た」と説明。日本人路線を継続する必要性が強調される内容だったことを明かした。

 既に関塚委員長は20年東京五輪監督の森保氏を兼任させるプランで水面下での調整を進めてきたが、技術委員会で一任されたことで今後は本格的な交渉に入る見通し。会議では兼任の可否も話し合われたとみられる。関塚委員長は兼任について「たらればの話には、お答えできません」と口を閉ざしたが、田嶋会長は「トルシエ(00年シドニー五輪、02年W杯日韓大会を兼任)もやっているわけで、駄目ということはない」との見解を示している。東京五輪は開催国枠で五輪予選が免除されることもあり、兼任が有力視される。

 複数の関係者の話を総合すると、近年の日本代表監督とはW杯周期の4年を念頭に置いて単年契約を結んできたが、森保氏とは2年契約にして20年東京五輪後に条件を見直すオファーを提示する可能性が高い。68年メキシコ五輪以来のメダル獲得なら大幅な年俸増を提示する“ニンジン”に加え、大コケした場合のリスクヘッジにもなる。14年W杯ブラジル大会後に八百長疑惑でアギーレ氏、対話不足でハリルホジッチ氏を解任した反省を生かした内容だ。

 交渉が順調に進めば、26日の理事会で森保ジャパンが誕生する運び。関塚委員長は「交渉事なのでデリケートな部分もある。名前が独り歩きしてもいけない。決まり次第、しっかり報告したい」と慎重だったが「決定は理事会になると思います」と早期決着に自信を見せた。

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