Ｗ杯メンバーの柏ＧＫ中村が負傷退場　相手の膝と後頭部が激突　脳振とうと診断

＜柏・ＦＣ東京＞負傷しピッチに横たわる中村（撮影・木村　揚輔）
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　ワールドカップ（Ｗ杯）ロシア大会のため中断されていた明治安田生命Ｊ１リーグは１８日、２カ月ぶりに再開。Ｗ杯メンバーのＧＫ中村航輔（２３）が先発したＦＣ東京戦（三協Ｆ柏）の後半途中に相手選手と激突して頭部を強打し、交代するアクシデントがあった。

　中村は０―０で迎えた後半１６分、オウンゴールで先制点を失ったシーンで負傷。ＦＣ東京の右クロスに対してキャッチしようと前に出た際、走りこんできた相手ＦＷ富樫の膝が後頭部を直撃した。中村は担架に乗せられ、頭部を固定された状態で退場。代わりに桐畑がピッチに入った。

　中村は救急車で千葉県柏市内の病院に搬送され、検査を受け、脳振とうと診断された。大事を取り、今後は入院して経過を観察する。クラブによると、意識はあり、会話もできる状態という。

　中村はＷ杯前の５月にも相手選手と接触して退場。脳震とうと診断され、一時はＷ杯のメンバー入りが危ぶまれた。