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アザール3位弾!レアル移籍を示唆「違うことを見つけるべき時だ」

[ 2018年7月16日 05:30 ]

W杯・3位決定戦   ベルギー2―0イングランド ( 2018年7月14日    サンクトペテルブルク )

ベルギーを3位に導いたE・アザール(AP)
Photo By AP

 3位決定戦が14日に行われ、ベルギーがイングランドに2―0で勝利。過去最高の3位で大会を終えた。後半37分にチーム2点目を決めたFWエデン・アザール(27=チェルシー)は今季の新天地をレアル・マドリードにすることを示唆。同僚のGKティボー・クルトワ(26=チェルシー)もRマドリードへの移籍話が浮上しており、日本戦の逆転勝ちや王国ブラジル撃破などで評価を高めた「赤い悪魔」はW杯後も世界をにぎわせそうだ。

 E・アザールがベルギー史上最高となる世界3位を手土産に堂々の移籍宣言だ。赤い悪魔をけん引した10番は「チェルシーで素晴らしい6年を過ごし、違うことを見つけるべき時だ」と今夏の退団を示唆。さらに「自分が望む行き先はみんなも分かっているはず」とRマドリード移籍をほのめかした。RマドリードではエースのC・ロナウドがイタリアの名門ユベントスに活躍の場を移し、世界的アタッカーの補強は急務。銀河系軍団の中核として、E・アザールが名乗りを上げた形だ。

 名実ともに世界最高峰のFWだと今大会で示した。ボールを持てば、確実に相手守備網を脅かした。ドリブルで対峙(たいじ)したDFに突っかけ、数人を引きつけたらタイミング良くボールを供給。コースが見えれば針の穴を通す精度でシュートを放った。

 3位決定戦のイングランド戦では、後半37分にホットラインが開通した。MFデブルイネとのあうんの呼吸でスルーパスに抜け出すと、右足で勝利を決定づけるチーム2点目を奪取。「特別な気持ちだ。もちろん決勝に行きたかったが、このW杯は完璧に近い」と満足感を漂わせた。

 6試合で3得点2アシストを記録。エースの名に恥じないパフォーマンスだった。大会最優秀選手に推す声には「自分がふさわしいと言うのはおこがましいが資格はあると思う」と自信をのぞかせる。マルティネス監督が「一つのチームになれたことが最大の成果」と話すようにピッチ内外でチームをまとめた主将は、新天地でも自らの価値を証明する。

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2018年7月16日のニュース