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植田直通、ベルギーへ出発 4年後にW杯のピッチに立つため「凄い大事な移籍」

[ 2018年7月15日 10:58 ]

見送りに駆けつけたファンにと握手する植田
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 鹿島からベルギー1部セルクル・ブリュージュに完全移籍するDF植田直通(23)が15日、ベルギー出発前に成田空港で取材に応じた。「もうこれからはやってやるっていう気持ちですし、凄いわくわくしています」。初の海外移籍に臨む前の心境を明かし、「今までも海外に行きたいという思いは強くあった。W杯では悔しい思いもした。その悔しさをぶつけるためにも、もっと成長が必要だと思った」と力を込めた。

 同じベルギー1部のオイペンには熊本県大津高の同級生で鹿島に同期入団したFW豊川雄太がおり、移籍が決まる前から無料通信アプリLINEで連絡を取り合っていた。「いろんな気になるところを聞いたりもしたし、先に行っているという部分もあって僕も少しは安心して行けるなと思っている」。リーグの特徴も豊川から聞いて把握。「スピードだったり、パワーの部分であったり、かなりパワフルなサッカーをすると聞いている。今まで自分はJリーグの中でそういうものを強みにしてきた中で、どういったものが通じるか、やってみたいというのもある。どうなるか分からないですけど、必ず成長できる舞台だと思っている」と意気込んだ。

 海外移籍への思いは、鹿島入団後からずっと抱き続けていた。いつか行く機会に備え、英語も勉強していた。渡欧後はメディカルチェックを受けてから正式契約を結ぶ予定。数日後には練習試合も控えているという。「4年後、しっかりとあの(W杯)のピッチで自分が出るためにも、(移籍は)必要だと思う。自分のキャリアの中でももっと上に行きたいと思うし、それに関しても凄い大事な移籍になる」と気合十分。22年カタールW杯の主力候補は見送りに集まったファンやスタッフに笑顔で手を振り、ゲートの中に姿を消した。

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2018年7月15日のニュース