イングランド２８年ぶり４強　ケーン不発も２発快勝

Ｗ杯決勝トーナメント準々決勝   イングランド２―０スウェーデン （ 2018年7月7日    サマラ ）

先制ヘッドを叩き込んだマグワイア（ＡＰ）
Photo By ＡＰ

　７日の準々決勝で、イングランドがスウェーデンに２―０と快勝。ＦＷリネカーを擁した９０年大会以来、２８年ぶりの準決勝進出を果たした。

　レスターでＦＷ岡崎と同僚の２５歳ＤＦマグワイアが、堅守の相手から先制点を奪った。前半３０分のＣＫで、１メートル９３、９８キロの体格を生かし、相手を吹き飛ばすような豪快なヘディング弾。代表１０試合目での初得点だった。今大会チーム１１得点のうち８点がセットプレー絡みで、マグワイアは「練習の成果が出ている。監督、コーチのおかげ」と感謝した。

　「ボールを支配できたし、試合をコントロールできた」とマグワイアが振り返ったように、先発平均２５・６歳の若いチームが、同２７・８歳の相手を圧倒した。後半にはＭＦアリが頭で追加点。２２歳でのＷ杯初得点は、９８年大会で１８歳だったＦＷオーウェンに次ぐ同代表２番目の年少弾だった。２４歳ＧＫピックフォードは好守を連発しマン・オブ・ザ・マッチを獲得。優勝した６６年大会以来５２年ぶり２度目の決勝進出にあと１勝と迫った。