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昌子&麻也でルカク封じた!昌子、試合後に拳を叩きつけて涙

[ 2018年7月4日 05:30 ]

W杯決勝トーナメント1回戦   日本2―3ベルギー ( 2018年7月2日    ロストフナドヌー )

前半、ルカク(左から2人目)を二人がかりでマークする吉田(左)と昌子(撮影・小海途 良幹)
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 ひざまずき、両拳を芝に叩きつけた。人目をはばからず、むせび泣いた。速攻を許した最後の瞬間、ボールは昌子が懸命に伸ばした足先を越えてネットに吸い込まれた。「なんせ日本を守れる選手になりたい、男として」。初めてのW杯を終えた昌子は、整理しきれていない、むき出しの感情を言葉にした。

 それでも吉田と見せたルカク封じは見事だった。「この1カ月で僕が受けたプレッシャーや期待は普通の人は絶対に受けられない」。重圧を背負いながらピッチに立ち、身長が8センチ高いFWの前に懸命に体を入れ、ボールを触らせなかった。プレミアリーグで7度対戦経験がある吉田も決定機を何度も阻止。英スカイスポーツ(電子版)は「90分間を通してルカクを抑えた」と吉田をマン・オブ・ザ・マッチに選出した。

 敗れはしたが、シュート24本を浴びながら食らいついた日本の守備力。「ベスト16に行って優勝候補にいい試合をした、で終わらせるんじゃなくて、課題からしっかり学んで何をしなければいけないか、選手も協会も考えないと日本は強くなっていかない」。吉田はそう提言した。

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