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ネイマール弾でブラジル8強!王国がW杯最多227点目

[ 2018年7月3日 05:30 ]

W杯決勝トーナメント1回戦   ブラジル2―0メキシコ ( 2018年7月2日    サマラ )

先制ゴールを決めたネイマール(AP)
Photo By AP

 決勝トーナメント1回戦のブラジル―メキシコが2日に行われ、ブラジルが2―0で勝って7大会連続でベスト8入りした。FWネイマール(26=パリ・サンジェルマン)が後半6分、今大会自身2点目の先制ゴールを決めるなどマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍。ドイツやスペインなど優勝候補が次々と姿を消す波乱の大会で、サッカー王国は準々決勝へ勝ち進んだ。

 「金髪スパゲティ」と不評だった髪形を変え、黒く染め直したネイマールが、自らチャンスメークして自ら決めた。後半6分、ペナルティーエリア左からドリブルで正面へ持ち込み、意表を突いたヒールパスに相手4人が引きつけられる。空いた左のスペースへ進入したMFビリアンからのグラウンダーに、スライディングでゴール前へ飛び込み、右足でネットへ突き刺した。待望の先制点は自身W杯6点目、ブラジルのW杯通算227点目。226点のドイツを抜き、W杯出場国歴代最多となる一撃だった。

 「守備は失点しないから、点を取れば勝てると思っていた」

 後半43分にはチーム2点目を演出。ドリブル突破から強烈なシュートを放ち、GKが触れたボールをFWフィルミノが押し込んだ。1次リーグでドイツを破ったメキシコを退けたチームは3試合連続無失点。02年日韓大会以来、史上最多記録を更新する6度目の優勝へまた一歩前進した。

 1次リーグは初戦でスイスと引き分け、コスタリカにも終盤の2得点で辛勝。今大会初ゴールに涙するネイマールに不安の声が上がったが、3戦目のセルビア戦から一気に切れを増した。同じパリSGに所属するDFチアゴシウバは、同僚のカバニ(ウルグアイ)とエムバペ(フランス)が決勝トーナメント1回戦で各2得点を挙げた活躍に「今度はネイマールの番」と期待していた。過去10年、バロンドール(世界最優秀選手賞)を独占してきたメッシとC・ロナウドが既に去った今大会。ネイマールが“サッカー界の王様”になるチャンスが来た。

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2018年7月3日のニュース