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19歳エムバペ光った!ペレ以来の10代2発で仏8強一番乗り貢献

[ 2018年7月1日 05:30 ]

W杯決勝トーナメント1回戦   フランス4―3アルゼンチン ( 2018年6月30日    カザン )

アルゼンチン戦の後半23分、ペレ以来となる10代でW杯1試合2得点を決めたフランス代表エムバペ(左)(AP)
Photo By AP

 5人抜きで伝説となったマラドーナ氏の目の前で、新たな伝説が生まれた。今大会登録選手中2番目に若いフランスの19歳エムバペが前半11分に怒濤(どとう)の4人抜き。後半には枠内シュート2本で2ゴールを挙げた。W杯で1試合複数得点を10代でマークしたのは58年スウェーデン大会のペレ以来。世界を驚がくさせた男は「とても幸せだ」と笑顔で語った。

 誰もが「速い」と知っている。だが止められない。前半11分、自陣でボールを拾うと加速。小細工なしのスピード勝負で50メートル以上を独走してPKを獲得した。後半19分には狭いエリアでボールをコントロールして左足で勝ち越し弾。4分後には右足でゴールを射抜いた。

 この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた新時代の旗手は、「世界屈指の選手が集まる場所で、自分の能力と何ができるかを示す良い機会」と強気の姿勢を崩さない。この一戦を成長の糧とし、頂上へ。98年フランス大会以来、20年ぶりの栄冠へ「レ・ブルー」を先導する。

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2018年7月1日のニュース