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日本 決勝T1回戦の相手はイングランドか?ベルギーか?ともに好調の両チーム

[ 2018年6月29日 01:00 ]

イングランドのケーン(左)とベルビーのルカク(AP)
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 サッカー日本代表は28日、ポーランドと対戦し0−1で敗れたものの、1次リーグH組2位で2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出が決まった。

 7月2日(日本時間3日、午前3時)に行われる決勝T1回戦では、G組の1位と対戦する。日本戦の後行われるイングランド―ベルギー戦の結果で、そのどちらかと対戦する。日本は10年南アフリカ大会はともに1回戦で敗れており、初の準々決勝進出を目指す。

 イングランドはここまで2連勝で、公式戦では昨年6月のフランス戦(●2―3)以来、一年以上無敗を継続。W杯欧州予選も8勝2分け0敗で軽々と突破した欧州屈指の強豪だ。

 W杯も過去1度優勝(66年イングランド大会)経験があり、平均年齢25.57歳の同大会2位タイという若さと勢いで52年ぶりの頂点を狙う。

 中心選手はプレミアリーグで4年連続20ゴール以上を達成した点取り屋のFWケーン(トットナム)。右足、左足関係なく正確なシュートを放ち、ヘディングや裏への飛び出しも得意な万能形のエースストライカー。

 W杯は初出場だがパナマ戦でハットトリックを決めるなど、2試合5ゴールと得点ランクトップに立つ。W杯初戦から2試合で5得点を記録したのは58年スウェーデン大会のジュスト・フォンテーヌ氏(フランス)以来60年ぶりの快挙となった。86年メキシコ大会のガリー・リネカー氏以来2人目となるイングランド人得点王誕生を狙う要注意人物だ。

 一方、ベルギーも2連勝で1次リーグを楽々と突破。W杯欧州予選では9勝1分け0敗、43得点6失点という圧倒的な数字で勝ち抜いた。W杯優勝経験こそないものの、欧州トップクラブでプレーする主力がズラリと揃ったメンバー構成は圧巻。

 中心選手のE・アザール(チェルシー)は今大会キレキレで、スピードに乗ったドリブル突破を止めるのは困難。FWルカク(マンチェスターU)は2戦連続2得点と大会得点王も視界に捉える活躍。190センチ94キロという巨体から“ビースト”と恐れられるプレミアリーグ屈指のストライカーだ。

 世界最高レベルの守護神の一人でもあるGKクルトワ(チェルシー)からゴールを奪うのも至難。ハイボールの処理に絶対の自信を持ち、長い手足を生かしたセーブは驚異だ。ただ、最終ラインにはDFコンパニー(マンチェスターC)やDFフェルマーレン(バルセロナ)などコンディションに不安を抱えるメンバーもおり、万全とはいえない状況であるところが狙い目か。

 昨年11月の親善試合では0―1で敗れており、ハリル体制から“生まれ変わった”上昇ムードの西野ジャパンならリベンジに期待。

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2018年6月28日のニュース