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【中田浩二 視点】先を見据えたフランス バックアップ選手をうまく試せた

[ 2018年6月28日 08:30 ]

W杯1次リーグC組   フランス0―0デンマーク ( 2018年6月26日    モスクワ・ルジニキ競技場 )

1位通過を決めたフランス代表(AP)
Photo By AP

 1次リーグ突破を決めていたフランスが先を見据えた戦いをした。2位通過では調子がいいクロアチアと当たる可能性が高かったから、1位を狙いながらバックアップ選手を試した。GKマンダンダ、右サイドバックのシディベ、CBキンペンベのほか、途中出場の左サイドバック・メンディも前十字じん帯を切って1年間戦列を離れていたが、この先必要な選手と考えてコンディションを確認したと思う。攻撃はジルーを軸に、グリーズマン、エムバペ、フェキル、デンベレらの組み合わせを確認できた。ただ、デシャン監督は攻撃面ではもう少しいい部分が出ると期待していたと思う。

 決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンと対戦するが、優勝を狙う国はここから先に照準を合わせている。1位通過できたことに加えて、ポグバ、エムバペら主力を休ませることができたし、バックアップの選手の判断もできた。優勝を目標にしているだけに、最低限のノルマは果たした。 (元日本代表DF)

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2018年6月28日のニュース