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日本 セネガルと引き分け決勝トーナメントへ前進 次戦は強豪ポーランド戦

[ 2018年6月25日 01:54 ]

W杯1次リーグH組   日本2―2セネガル ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )

<日本・セネガル>後半、ゴールを決めた本田(右)と岡崎(撮影・小海途 良幹)
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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会第11日は24日、1次リーグが行われ、H組の日本(FIFAランク61位)はエカテリンブルクでセネガル(同27位)と対戦し2―2で引き分け、2010年南アフリカ大会以来2大会ぶり3度目となる決勝トーナメント進出決定は持ち越しとなった。

 日本は16強入りを懸け、28日の1次リーグ最終戦でFIFAランク8位の強豪ポーランドとの第3戦で勝つか引き分ければ、自力で2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を果たす。

 日本は強豪コロンビアを撃破した19日の初戦と全員が同じ先発メンバー。この試合でセネガルに勝ち、日本時間25日午前3時キックオフのポーランド―コロンビア戦でコロンビアが勝つか引き分ければ日本の2010年南アフリカ大会以来2大会ぶり3度目となる決勝トーナメント進出が決まる重要な1戦をコロンビア戦で歴史的な勝利を飾ったメンバーに託した。

 だが、前半11分、早くも失点。相手の右からのクロスをファーサイドにいた原口が頭でクリアしたボールが短く、これを拾ったサバリがシュート。GK川島がパンチングで逃れたボールが目の前にいたマネの足に当たってゴールネットに吸い込まれ、これがセネガルの先制点となった。

 このまま前半を終わりたくない日本。すると、前半34分、柴崎のロングフィードからチャンスが生まれた。柴崎から左サイドでボールを受けた長友が巧みな動きで相手をかわしてペナルティーエリアに進入し、乾にラストパス。ペナルティーエリア左から乾が右足でシュートし、これがゴール右隅に突き刺さる同点ゴールとなった。

 前半を1―1で折り返した日本は後半10分、主将の長谷部がニアンの右ひじを顔面に食らって鼻から出血するアクシデント。15分には柴崎の右クロスで決定的なシーンを迎えたが、ゴール正面の大迫がまさかの空振り。19分にはペナルティーエリア左からの乾の右足シュートがクロスバーを叩く不運もあった。

 そして決めきれないまま迎えた後半26分だった。ワゲに強烈なボレーシュートを決められ、失点した。だが、勝ち越しを許した日本代表の西野監督は27分に香川に代えて本田、30分に原口に代えて岡崎と次々と交代のカードを切り、これが当たった。後半33分、乾の左サイドからの折り返しに本田が左足を合わせ、再び同点。このまま2―2で引き分けた。

 ▼西野監督 非常にタフなゲームを想定していた。事実、そういう内容、結果になってしまった。2度追いついたのは、粘り強く戦えたと思う。2度追いついた中で、(途中交代で)宇佐美か、あるいは、抑えの(守備的な)選手を投入するチョイスもあったが、勝ちにいく選択をした。その中での勝ち点1なので、高く評価したい。3試合目に向けて間違いなく有効な結果。敗者復活のゲームという感じではなくトップで通過できる状況があるゲームになったと考えたい。

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