×

大迫、決勝T進出へ突破弾頼む!しっかり集中「リセットして迎えるだけ」

[ 2018年6月24日 05:30 ]

W杯ロシア大会1次リーグH組   日本-セネガル ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )

大迫のハンパないゴールで1次リーグ突破だ(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 大迫、巡り合わせも半端ないって!日本代表は24日、1次リーグ第2戦でセネガルと戦う。初戦のコロンビア戦に続く2戦連続ゴールに期待が懸かるFW大迫勇也(28=ケルン)と対峙(たいじ)するのは、DFサリフ・サネ(27=ハノーバー)。2月のブンデスリーガで対戦した際には1得点を挙げており、1次リーグ突破を懸けた大一番に自信を持って臨む。

 いつものように、自ら取材を打ち切った。「結果を出すことが全て。出せなければ叩かれてもしょうがない」。そう覚悟を持って口を閉ざしたコロンビア戦前と同じだった。1分30秒。短い時間だったが、それでも言葉に強い決意を込めた。

 「もう一回初戦のつもりでリセットして迎えるだけ。試合するからには、しっかり勝ち点3を取りたい」

 2月17日のドイツでのリーグ戦。ケルンFW大迫の前にはハノーバーのDFサネがいた。前半30分。右からのFKを中央でクリアしたのが身長1メートル96のサネ。こぼれ球をボックス内で拾ったのが大迫。左足でGKの右肩の上を打ち抜き、両拳を握った大迫に対し、両手を上げてぼうぜんとするサネ。4カ月前の対比絵図がまた見られるかもしれない。

 フランス育ちのサネは大迫と同じ90年生まれ。13―14年シーズンからドイツに渡ったことも、13年(大迫は7月、サネは6月)に代表デビューを果たした時期まで近い。1メートル95の長身クリバリとセンターバックを組むセネガルの最終ラインはまさに鉄壁。ただ、2月の試合が互いの頭に色濃く残っていることは大迫にとって大きなアドバンテージだ。

 「満足したくない」――。コロンビア戦で決勝点をマークした直後から、セネガル戦に頭を切り替えていた。その姿勢は「半端ない」のフレーズが大流行した鹿児島城西高時代から変わらない。初戦から決勝まで全試合でゴールを決めた3年時の08年度全国選手権。鹿児島育英館中時代に2トップを組み、高校でも同級生だった大坪世奈さんは「試合に勝っても全く浮かれなかった。すぐ次の試合に集中していた」と振り返る。試合後は宿舎で次の対戦相手の分析映像をチェック。食事後に同級生が団らんしているような時も、午後8、9時ごろには就寝していたという。

 チーム全体で分析映像をチェックしたのは21日だが、大迫の頭には、それよりずっと前からVSサネの絵が描かれている。1次リーグ突破の命運を担う勝負どころで“お得意さま”と対戦するのも大迫の“半端ない”運なのか。決勝トーナメントへ号砲を打ち上げる。

続きを表示

この記事のフォト

2018年6月24日のニュース