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マネ封じる麻也の壁 11戦連続失点中「不名誉記録」止める

[ 2018年6月24日 05:30 ]

W杯ロシア大会1次リーグH組   日本-セネガル ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )

ウォーミングアップをする吉田(左)と槙野(撮影・西尾 大助)
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 W杯日韓大会以来の2連勝を手にするには攻撃陣の活躍だけが求められるわけじゃない。守備陣の奮闘も不可欠だ。海外組を含めたフルメンバーでの国際Aマッチは11試合連続失点中。DF吉田を中心とした“半端ない守備”が勝敗の鍵を握る。

 「前回、達成できなかった無失点をしたい。課題であるセットプレーからの失点をなくさないといけない。(セネガルは)縦に速く、身体能力も高い。より守備をオーガナイズしないといけない」

 セネガルはサウサンプトンで2シーズン同僚だったMFマネ(リバプール)の圧倒的な速さを生かした攻撃が武器。同時にセットプレー時にはDFクリバリ(ナポリ)とDFサネ(ハノーバー)という身長1メートル95を超える“山脈”が前線に上がってくる。特にセットプレー絡みの失点は4試合連続。22、23日の非公開練習ではセットプレー対策に着手し、危険なエリアに進入させないことなどを確認した。マネ攻略法については、自身の経験を基に「前を向かせない」「スペースを与えない」ことをチームとして共有した。

 物理的に埋められない「速さ」と「高さ」の差も、頭脳を使えば埋めることが可能。セネガル戦前日の23日は西野監督とともに公式会見に出席。名実ともに日本の顔となった麻也が、鉄の壁をつくる。

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2018年6月24日のニュース