×

【W杯 今日の注目選手】イングランドの超新星初先発 ラッシュフォード、得点ラッシュだ!

[ 2018年6月24日 18:30 ]

W杯ロシア大会1次リーグG組   イングランド-パナマ ( 2018年6月24日    ニジニーノブゴロド )

ラッシュフォードがW杯初先発。20歳の得点力に注目(AP)
Photo By AP

 イングランドの超新星、FWマーカス・ラッシュフォード(20=マンチェスター・ユナイテッド)が24日のパナマ戦でW杯初先発することが、意外な形で判明した。21日の練習でコーチが手にしていたメモに、メンバーが記されているのを英メディアが激写。ラッシュフォードはエースFWのケーンと2トップを形成する見込みだ。 イングランド代表メンバー  1次リーグG組

 W杯直前に膝を痛めたため、18日のチュニジア戦はベンチスタート。後半23分からFWスターリングとの交代でW杯デビューした。シュートゼロに終わったものの、フィジカルを前面に押し出してくるパナマに対しては、元々1メートル70のスターリングよりも1メートル80のラッシュフォードの先発が予想されていた。

 チュニジア戦は終了間際のケーンの決勝弾で劇勝。「僕らを引っ張ってくれる凄いリーダー。若いから、どんどん成長している」と4歳年上の代表主将に憧れるが、成長への期待度ならラッシュフォードの方が上だ。18歳でマンUのトップチームに昇格し、デビュー戦の欧州リーグで2得点。プレミアリーグ初戦でもアーセナル相手に2発1アシストと活躍した。加速力と細かいボールタッチで狭いスペースも抜くドリブルと、高精度のシュートが武器。今季は先発を外れることが多く苦しんだが、「マンUの下部組織が生んだ最高傑作」と評される。

 16年欧州選手権は、16強敗退で力不足を痛感した。「チームはあの時より精神的にもプレー的にも成長した。でも、優勝のためにはもっと成長する必要がある」と話す。超新星が輝きを増す分、サッカーの母国は52年ぶりの世界一へと近づく。

 ◆マーカス・ラッシュフォード 1997年10月31日生まれ、英国マンチェスター出身の20歳。5歳でサッカーを始め、7歳でマンチェスターUの下部組織入り。16年2月25日の欧州リーグ・ミッティラント(デンマーク)戦でトップチームデビュー。プレミアリーグ通算78試合17得点。同年5月27日の親善試合オーストラリア戦で英国人最年少記録での代表デビュー戦ゴール。代表通算20試合3得点。1メートル80、78キロ。背番号19。

続きを表示

2018年6月24日のニュース