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セネガルの裏を狙う!乾 2戦連続先発へ気合「ここで決める」

[ 2018年6月23日 05:30 ]

W杯1次リーグH組   日本―セネガル ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )

セネガル戦に向けて笑顔で練習する乾(撮影・小海途 良幹)
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 乾が決勝トーナメント進出のキーマンだ。日本代表は22日、2日後に控えたセネガルとの1次リーグ第2戦に向けてカザンで非公開練習を行い、その後、会場のあるエカテリンブルクに向かった。2試合連続で左MFで先発が濃厚な乾貴士(30)が突破口を切り開く。

 1次リーグ突破の行方を占う大一番を前に、乾は得点への道筋を描いていた。「裏を狙っていきたい。飛び込んでくる選手が多いので、その辺は裏をかいていきたい」。対峙(たいじ)する可能性が高いDFワゲは攻撃的で、高い位置を取ることが予想される。相手の背後に広がるスペースを巧みにつくことが、セネガルゴールをこじ開ける近道だとの考えを示した。

 W杯前最後のテストマッチだった12日の親善試合パラグアイ戦で2得点。ジョーカー候補から主力に上り詰め、コロンビア戦では先発に名を連ねた。フル出場で金星に貢献したものの、前半15分に決定機を外すなど自身のプレーは反省点が多く、「コロンビア戦の前半は迷惑を掛けたし、反省している。(セネガル戦に)全力を注ぐことしか考えていない」。野洲高時代に“セクシーフットボール”の象徴として注目された男が30歳でたどり着いた初のW杯。初戦はほろ苦く終わったが、落ち込んでいる時間はない。

 22日の練習でも主力組に入ったとみられ、セネガル戦でも先発が有力。すぐにリベンジの機会はやってきそうだ。「ここで決めてしまいたいという気持ちがみんなにある。もちろん引き分けでも悪い結果ではないと思うが、次のポーランドも簡単な相手ではないし、やっぱりここで決めたい。それをまずは目指したい」。決勝トーナメント進出を決めるにはセネガル戦の勝利が絶対条件。遅咲きのシンデレラボーイは描いたイメージを現実にする。

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