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本田 W杯8強へ!南ア大会“教訓”2戦目勝利はマスト

[ 2018年6月23日 05:30 ]

W杯1次リーグH組   日本―セネガル ( 2018年6月24日    エカテリンブルク )

<日本代表練習>槙野(左)と体をほぐす本田(撮影・西尾 大助)
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 その視線ははるか先を捉えていた。10年W杯南アフリカ大会の教訓は残っているのかという質問が飛び出した時だ。本田は「あります」と即答。そして、ゆっくり言葉を紡いだ。

 「(2戦目で負けると)グループリーグを突破した場合、決勝トーナメント初戦のダメージが違う。ここからはコンディションをどう上げていくかと思っている。2戦目で決められず3戦目で消耗する。それで突破できたとしても、消耗した状態でベスト16の試合に臨んだ経験がある」

 南アフリカ大会は1次リーグ初戦カメルーン戦で勝利したものの、次は敗戦。3戦目のデンマークに快勝して突破を果たしたが、決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK負けを喫した。セネガル戦は勝てば決勝トーナメント進出が決まる可能性がある。そうなれば3戦目のポーランド戦では主力を温存できる。ベスト8進出を目指す上で2戦目の勝利はマストだ。

 両足打撲で2日連続で別メニュー調整をしていたが、この日の練習はフルでこなし「問題ない」という。決勝アシストを記録したコロンビア戦同様のジョーカー起用が濃厚だが、「自分の中で(セネガルの)弱点はいくつか見つけている」と攻略に自信を示した。その一つとして「アフリカ勢のほとんどが解決できない」ものとして、「ボールウオッチャー」になることを挙げた。守備では中に入ってくるボールに集中し、マークがおろそかになりがち。アフリカ勢相手にはW杯では2大会連続得点を含め、国際Aマッチ11試合7得点を挙げている。コロンビア戦に続く“結果にコミット”に期待がかかる。

 コロンビア戦ではボールロストする場面も多かったが、「ミスの何が悪いんですかね?失点につながらなかった。良かった。以上ですね」と強気に言い放った。「どれだけ度胸を据えてミスを恐れずプレーできるか」。縮こまる戦いなどしない。

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2018年6月23日のニュース