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ネイマール 涙の今大会初ゴール!PK取り消し“珍事”起こすも勝利貢献

[ 2018年6月22日 23:17 ]

W杯1次リーグE組   ブラジル2―0コスタリカ ( 2018年6月22日    サンクトペテルブルグ )

コスタリカ戦でゴールを決め、涙を流しながら歓喜するブラジル代表FWネイマール(AP)
Photo By AP

 FIFAランク2位のブラジルは22日、W杯1次リーグ第2戦に臨み同ランク23位のコスタリカと対戦。17日のスイス戦で右足首を痛めていたFWネイマールは先発フル出場。VARによってPK判定が取り消しとなる今大会初の事態もあったが、後半アディショナルタイムに追加点を決めると涙を流して歓喜。2―0の勝利に貢献した。ブラジルは勝ち点を4に伸ばし、決勝トーナメント進出に大きく前進。

 完調とは言えない状態のネイマールだったが前半27分には左サイドからDFラインの裏を取って好機を演出。しかし後方からパスをうまくコントロール出来ずトラップが流れてしまい、飛び出してきたGKナバスに防がれてしまった。

 同32分には左サイド深くまで攻め上がり鋭い切り返しから右足でクロス。ファーサイドでFWガブリエルジェズスが待ち受けていたが相手DFに惜しくもクリアされゴールならず。

 前半は0―0で折り返すと後半11分、ネイマールに決定機が訪れる。右サイドを突破したMFパウリーニョが中央へグラウンダーのクロス。これをペナルティエリア中央に走り込んだネイマールが右足でシュート。しかしGKナバスの好セーブに阻まれた。

 同27分にもネイマールは相手DFからボールを奪取し、そのままの勢いでゴール正面から右足で狙う。だがこれもわずかに枠の外。

 同33分にはネイマールがペナルティエリア内で相手DFに倒され、主審がPKを指示。しかしVAR判定の結果、大げさなリアクションがマイナス印象だったのか反則行為がなかったと判断され、今大会初のPK取り消しという事態に。

 このままスコアレスドローかという展開だったがアディショナルタイムに劇的ゴール。左サイドからのクロスをFWフィルミノが頭で落とし、ガブリエルジェズスがワンタッチ。飛び込んで来たMFコウチーニョが押し込み待望の先制点が生まれた。

 終了間際にはネイマールにも歓喜の瞬間。スルーパスから右サイドを抜け出したFWドウグラスコスタが中央のネイマールへ正確なクロス。フリーのネイマールが確実にネットを揺らし勝負を決めた。

 好機を逃しつづけ、せっかく得たPKも取り消しとなるなど“逆境”に追い込まれていたネイマールは今大会初ゴールが決まると感極まり、ピッチに膝をつき両手で顔をおさえ涙を流した。

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