【川本治の視点】日本代表 3つの勝因 CB昌子起用、本田のキープ力、そして、日本人監督

[ 2018年6月19日 23:53 ]

W杯1次リーグH組   日本2―1コロンビア ( 2018年6月19日    サランスク )

<日本・コロンビア>コロンビアに勝利しイレブンと喜ぶ西野監督(奥)=撮影・小海途 良幹
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 試合前は引き分けでも良しかなと思っていたが、勝ち点3をゲット。最高のスタートになった。ブラジルを撃破したアトランタ五輪の時も現地で見ていたが、西野監督は本当に「持っている」。わずか3ケ月でチームをここまで持ってこれた手腕はさすがと言いたい。

 開始早々に相手が10人になった。入りも最高だったが、日本にはツキもあった。それでも11人がハードワークできっちりと守ったからこその結果だろう。コロンビアはハメスを温存したかったはずだが、結果的に出さざるを得ない展開になった。ハメスはケガの影響もあったのだろうが、本来のパフォーマンスはみられなかったのは残念だった。

 日本の勝因は3つある。1つはセンターバックに昌子を使ったこと。もともと守備の安定感を買っていたし、ACLなどの国際大会で実績を積んで自信をつけていた。この日も吉田との連係もばっちりで、相手の攻撃の芽を何度も摘んでいた。

 本田の存在も光った。先発は個の力で決定機を作れる香川で良かったが、決勝点の起点になったCKのようにリスタートなどでしっかり仕事ができる。キープ力もあるから、リードした場面では十分役割を果たせた。

 そして、準備期間は少なかったが、日本人の監督で臨めたことが一番の勝因ではないか。外国人監督のもとでは、双方が言いたいことが伝わらず、お互いがストレスを感じていたように思える。西野監督が就任したことでコミュニケーションがしっかりと取れ、選手はすっきりとした気持ちになったはず。チームが一丸となって勝ち取った勝利だと確信している。

 これで1次リーグ突破も見えてきたが、次戦こそが大事になってきた。この日もバックパスを奪われて相手に決定機を作られるなど致命的なミスもあった。11人の相手にそれをやっていては、勝ち目はなくなる。もっともチームが団結している今なら、しっかりと話し合って解決してくれると信じている。(元ジェフ市原強化部長)

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