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コロンビアのペケルマン監督「日本は自信を持っていた」切り札ハメスがブレーキに

[ 2018年6月19日 23:36 ]

W杯1次リーグH組   コロンビア1-2日本 ( 2018年6月19日    サランスク )

日本に敗れ、ガックリするハメス・ロドリゲルらコロンビアの選手たち(AP)
Photo By AP

 前回大会の8強超えを目標に掲げるコロンビアが初戦で日本に足元をすくわれた。ペケルマン監督は試合後の会見で「まったく別のことを想像していた。初戦は勝ちたいと思っていた。日本は自信を持っていた」と肩を落とした。

 前半3分に最終ラインの裏を突かれ、香川のシュートを腕で阻止したMFのC・サンチェスが一発退場し「最初の3分で非常に重要な選手を失った」とペケルマン監督。さらに先制を許した。ゲームプランが大きく崩れた中で、名将と主将が一度は流れを変えた。前半31分にボランチのバリオスを投入し、チームに落ち着きを取り戻した。主将のFWファルカオはゴール前で長谷部との競り合いに倒れてFKを獲得。前半39分のMFキンテロの同点弾につなげた。

 しかし「ハメスを入れたが、うまくいかなかった」と指揮官が嘆いたように、切り札の背番号10が“大ブレーキ”だった。4年前の日本戦で途中出場から1得点2アシストを挙げ、大会得点王にも輝いたMFロドリゲスは、左ふくらはぎ痛でベンチスタート。試合前、ハーフタイムともにほとんどアップをしておらず、後半14分から登場しても運動量、キレともに本調子にはほど遠かった。後半33分の決定的シュートは大迫に阻止された。

 「次の2試合でこの負けを相殺したい」とペケルマン監督は巻き返しを誓った。次は24日のポーランド戦。ロドリゲスとBミュンヘンで同僚のFWレバンドフスキ擁する難敵から勝ち点を奪えなければ、1次リーグ突破は厳しくなる。

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2018年6月19日のニュース