ブラジル40年ぶり初戦白星逃す ネイマール被ファウル「10」で沈黙

[ 2018年6月19日 05:30 ]

W杯1次リーグE組   ブラジル1―1スイス ( 2018年6月17日    ロストフナドヌー )

ファールを受けて痛がるネイマール
Photo By ゲッティ=共同

 優勝候補が相次いで波乱の幕開けとなった。大会第4日の17日、最多5度の優勝を誇るE組のブラジルはスイスと1―1で引き分け。W杯の開幕連勝は9で止まり、78年大会以来40年ぶりに初戦白星を逃した。前半にMFフィリピ・コウチーニョ(26=バルセロナ)のミドル弾で先制したが、後半に相手CKから失点。エースのFWネイマール(26=パリSG)は厳しいマークを受けて無得点に終わった。またF組のメキシコは、前回大会王者ドイツを1―0で破る金星を挙げた。

 “金髪スパゲティ”などと評判が悪い新ヘアが何度もピッチの芝にまみれた。ブラジルの頼みの10番が不発。右足を少し引きずるようにピッチを後にしたネイマールは「打撲で心配することはない。痛いことは痛いが…」と顔をしかめた。

 「もちろんネイマールを無効化するのが鍵だった」とペトコビッチ監督が振り返ったように、スイスの露骨な“エースつぶし”に苦しんだ。ボールを持つたびに2人以上に徹底マークされ、受けたファウルは計10度。98年大会にイングランド代表FWシアラーがチュニジア戦で受けた11度に次ぐ大会2番目の記録だった。「反則は普通のこと。これまでも経験してきた」と強がったが、チームが20本もシュートを放った中で自身はわずか4本。流れの中で3本しか打てず、決定機はGK正面を突いた後半43分のヘディングだけだった。

 パス成功率もチームワースト2位の79%。走行距離はセンターバックのDFミランダより少ない9・1キロで「まだ100%ではない」というチチ監督の心配が現実となった。2月25日に右第5中足骨を骨折。3月3日の手術から約3カ月のリハビリを乗り越えた。実戦復帰となった今月2日クロアチア戦、10日オーストリア戦と親善試合で連続得点を挙げたが本番は相手の強度、本気度が違った。

 「もっと良くなると思うが、W杯は簡単じゃないことも分かっている」とネイマール。次は22日のコスタリカ戦。再び厳しいマークを受けることが確実な中で、GKナバスを中心に堅守を誇る相手からゴールを奪えるか。エースの本領が試されることになる。

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