クロアチア快勝　モドリッチ先制演出＆ＰＫ弾「自分たちを信じた」

Ｗ杯１次リーグＤ組   クロアチア２―０ナイジェリア （ 2018年6月16日    カリーニングラード ）

モドリッチ（１０）のＰＫで追加点を挙げ喜ぶクロアチアイレブン
Photo By ゲッティ＝共同

　Ｒマドリードの欧州ＣＬ３連覇に貢献した背番号１０の存在感は際立っていた。クロアチアはＭＦモドリッチが前半３２分に右ＣＫから先制点を演出、後半２６分にはＰＫを冷静に決めて３度目のＷ杯で自身初ゴール。これがＷ杯通算２４００点目となるオマケも付いてクロアチアを９８年フランス大会以来の白星発進に導いた３２歳の司令塔はイレブンとハイタッチを繰り返した。

　「自分たちを信じてやった。今日勝てたのは大きい」

　前日会見では、古巣ディナモ・ザグレブの元会長の裁判で偽証した疑いについて質問され「これはＷ杯の会見だ」と激怒。だが、ピッチではプレーに集中し雑音を封じ込めた。

　最も激戦と言われるＤ組だが、先にアルゼンチンとアイスランドが引き分け。この勝ち点３で一歩抜け出した。モドリッチは「次がより大事になる」と強敵アルゼンチンとの一戦へ表情を引き締めた。