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シュマイケル親子2代で初陣完封!デンマーク守護神一家 岡崎の同僚

[ 2018年6月18日 05:30 ]

W杯1次リーグC組   デンマーク1―0ペルー ( 2018年6月16日    サランスク )

果敢な飛び出しでペルーを完封したデンマークのシュマイケル
Photo By ゲッティ=共同

 C組のデンマークは16日、鉄壁の守備でペルーを1―0で撃破した。後半14分にFWユスフ・ポールセン(24=ライプチヒ)のゴールで先制すると、GKキャスパー・シュマイケル(31=レスター)が好セーブを連発し零封。元同国代表GKの父ピーター氏(54)も98年フランス大会初戦で完封を飾っており、シュマイケル家は親子で史上初めて初戦完封勝利という偉業を成し遂げた。

 守護神の系譜を継ぐシュマイケルの壁が最後まで立ちはだかった。最大の見せ場は先制点を奪った2分後の後半16分だ。FWフロレスの強烈な左足シュートを左手一本でセーブ。ゴールに鍵をかけた。終わってみれば17本のシュートを浴びるも零封。1メートル90の長身GKは「守備が崩れなければ、負けることはない」と会心の勝利に胸を張った。

 欧州予選も12試合で9失点。組織的かつ鉄壁の守備で2大会ぶりの出場を決めた。その中心にいたのが、まさにシュマイケルだ。レスターでは岡崎とともにプレーし、15〜16年シーズンにはプレミアリーグを初制覇した「ミラクル・レスター」の立役者のひとり。そして父はマンチェスターUなどで活躍したピーター氏。ピーター氏も98年フランス大会1次リーグ初戦でサウジアラビアを1―0で零封しており、親子でW杯初戦で完封勝利を達成。史上初の快挙で最強GK父子鷹が誕生した。

 ロシアTV局RTで試合の解説を務めたピーター氏は、FIFAの「父と子」のツイートに対し「誇りに思う」とリツイート。息子の活躍を手放しで喜んだ。デンマークは過去4度の出場で初戦を勝った3大会は全て決勝トーナメントに進出している。ペルーを完封し、国際Aマッチでの無失点時間を534分に伸ばして父が95年にマークしたデンマーク記録の470分を超えた。次に狙うは、父が98年フランス大会で記録した、同国W杯最高位のベスト8超えだ。

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2018年6月18日のニュース