サラー“温存”エジプト　Ｗ杯初勝利お預け…ＧＫ奮闘実らず●

Ｗ杯１次リーグＡ組   エジプト０―１ウルグアイ （ 2018年6月15日    エカテリンブルク ）

ウルグアイに敗れ落胆するエジプト代表ＦＷサラー（ＡＰ）
Photo By ＡＰ

　後半４４分、失点を喫するとＦＷサラーは天を仰いでベンチの背にもたれかかった。７大会ぶりに出場したエジプトは善戦したが、ウルグアイに０―１で黒星発進。Ｗ杯初勝利はお預けとなった。クペル監督は「我々には決定力が足りなかった」と悔しがり「リスクを避けたかった」と先月２６日の欧州ＣＬ決勝で左肩を負傷したエースを起用しなかった意図を説明した。

　６日のベルギー戦で３失点を喫した守備陣はＧＫに代表４戦目のシェナウィを抜てき。後半３６分にカバニの強烈なボレーをはじき出すなどビッグセーブを連発してマン・オブ・ザ・マッチに選出されたが、後半４４分に失点を許した。

　サラーについて指揮官は「彼にはまだ次戦もある」と期待を込めた。１９日の第２戦は開幕戦で大勝し勢いに乗る開催国のロシアが相手。エジプト国民の夢を一身に背負うストライカーは、完全アウェーの地で歴史的勝利につながるゴールを狙う。