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槙野 低酸素でも高意識 専用マスク持参!欧州でもルーティン“高地トレ”

[ 2018年6月3日 05:30 ]

出発前夜、宿舎に入る槙野(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 W杯ロシア大会に臨む日本代表DF槙野智章(31)がオーストリア合宿、ロシア入り後も“高地トレ”を継続させる。西野ジャパンは2日、成田空港から欧州に出発した。スーツケースとともにひときわ、大きな段ボール箱を運び込んだのが槙野だった。中身は標高3000メートル級の低酸素環境でトレーニングできる器具一式だ。

 「自分のルーティンですから。コンディション維持のため高地トレを向こう(欧州)でも続けたいと思う」。槙野によれば持ち込むトレーニング専用マスクは標高に合わせた酸素濃度を詳細に設定できる優れもの。代表チームのトレーナーとも相談しながらとなるが、W杯に懸ける意気込みがうかがえる。

 今季の槙野はシーズン中も週2回、試合2日前には必ず都内の専用施設で低酸素環境を30分走る“高地トレ”を続けてきた。「後半20分以降のボールへのアプローチ、跳躍力が変わった」という。2月24日のJ1開幕戦から日本代表を含め85日間で20戦にフル出場。日本代表でも随一のタフネスぶりだ。

 事前合宿地ゼーフェルトも標高1200メートルの高地だが、槙野はさらに“上”を行き、肉体に刺激を入れる。既に1次リーグで対戦するレバンドフスキ(ポーランド)、ファルカオ(コロンビア)、マネ(セネガル)ら各国エースも独自に分析済みという。エースキラーを自任する槙野は標高も、意識も高めに設定し、決戦の地ロシアに乗り込む。

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2018年6月3日のニュース