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ポーランド戦、立ち上がり仕掛けて主導権握れ!磐田・カミンスキーが攻略法

[ 2018年6月2日 11:00 ]

出場国 徹底チェック(1)

ポーランド不動のエース・レバンドフスキ
Photo By ゲッティ=共同

 日本代表の1次リーグ対戦国を3日連続で紹介する。第1回は28日の第3戦でぶつかるポーランド。同国出身の磐田GKクシシュトフ・カミンスキー(27)がキーマンを挙げ、サッカースタイルなどについて語った。

 3大会ぶり8度目のW杯に挑む母国のポーランド代表について、磐田の守護神カミンスキーは「フィジカルの強い選手がそろっている。戦い方としては守備からサイドのスピードを生かしたカウンターが特長」と分析した。

 中心はもちろん、今季のブンデスリーガ得点王のFWレバンドフスキ(バイエルンM)。「前線で体を張れるし、どんな形でも得点できる。完成されたストライカー」と評した。エース以外にも「中盤のMFジエリンスキ(ナポリ)は創造性があるプレーメーカー。サイドには香川の同僚のDFピシュチェク(ドルトムント)などスピードがある選手が多い。DFのグリク(モナコ)は対人が強く、GKはシュチェスニー(ユベントス)など誰が出ても高レベル」とタレントがそろう。

 「13年に就任したナバウカ監督の下、16年欧州選手権で初めて8強入りして飛躍的に伸びた。今はチームの雰囲気も凄く良いと思う」と上り調子であることを強調。対ポーランドのポイントとしては「序盤で試合の主導権を握ることが大事。立ち上がりの15〜20分でどれだけ仕掛けられるか、どれだけチャンスをつくれるか。最初にアドバンテージを握った方が試合を支配する」と説いた。

 日本とポーランドの対戦は02年3月の親善試合以来16年ぶり。「(1次リーグ)3戦目なので理想は2勝同士で対戦すること。日本とポーランドがそろって16強に行くことが希望だね」。両国への愛にあふれる守護神らしくエールを送った。

 ◆クシシュトフ・カミンスキー 1990年11月26日生まれの27歳。ポーランド1部ルフ・コルゾフなどを経て、15年に当時J2の磐田に入団。守護神として翌年のJ1昇格に貢献した。昨年は初のリーグ優秀選手賞を受賞するなど、J通算106試合に出場。元U―21ポーランド代表。兄でDFのラドスラフは15年にJ3藤枝でプレーした。1メートル91、82キロ。

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