西野監督 国内最終テスト完敗…31日練習試合は急きょ中止に

[ 2018年5月31日 05:30 ]

キリンチャレンジ杯   日本0―2ガーナ ( 2018年5月30日    日産ス )

<日本・ガーナ>試合中、天を仰ぐ西野監督(撮影・西尾 大助)
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 6月14日開幕のW杯ロシア大会に出場する日本代表は30日、日産スタジアムで開催された壮行試合でガーナに0―2で完敗した。初陣を迎えた西野朗新監督(63)が採用した新布陣の3―4―2―1が機能せず、速攻を食らって与えたFKとPKで失点。プラン通りの選手交代で選手選考は完了したが、明るい兆しの見えない中で、31日にW杯メンバー23人の発表を迎える。 試合結果  日本代表メンバー

 試合終了の笛が響くと、約6万5000人の観衆から容赦ないブーイングが起きた。W杯壮行試合で、W杯出場権のないガーナに完敗。雨の降るピッチに、西野監督がぼう然と立ち尽くした。

 「結果が出ずに申し訳ない。たくさん課題が出たので(W杯に)つなげないといけない」。

 皮肉にも最も盛り上がったのは、試合後の壮行セレモニーの音楽ユニット「ウカスカジー」による生歌だった。

 新体制初の活動となった国内合宿は21日にスタート。限られた準備期間の中、新布陣3―4―2―1を採用したが、機能しなかった。不慣れな右ウイングバックに配置した原口の裏のスペースを何度も突かれてリズムを失うと、ハリルホジッチ前監督時代の堅守速攻から、ボールを回すスタイルに方針転換した攻撃も不発。中盤での不用意なパスミスから何度もカウンターを食らい、指揮官は「本大会を3バックで行くと選手に伝えてるわけではない」と4バックへの回帰を視野に入れていることを強調した。

 欧州組を招集した国際Aマッチは、これで6戦勝利がない。ハリルホジッチ前監督の体制から続くトンネル脱出の糸口が見えない中、最低限のテストはした。指揮官は後半開始から武藤、香川、酒井高、後半14分に岡崎、柴崎を投入。後半31分には井手口をピッチに送り出して4バックに変更した。「全てプラン通りに交代しました」。先発の大島を90分間引っ張ったことを除けば交代カード、時間は全て試合前の計画通り。流れを切らさないために、交代回数も3回と決めていた。

 指揮官は「1試合でリストに上げる上げないを決めるわけではない。香川、井手口、岡崎、ゲームに入ってこられなかった選手が試合に出られた」と収穫を強調した。31日午後4時からW杯メンバー23人を発表する。午前に大学生と練習試合を計画していたが、ガーナ戦後に取りやめを決めた。

 W杯までに残された試合は6月8日スイス戦、同12日パラグアイ戦の2試合。「選手起用、戦術、全てコロンビアを見据えてやる必要がある」と前を向いた。W杯開幕が2週間後に迫る中、苦難の船出。現状を打破できなければ、ロシアでの転覆は避けられない。

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