イタリア再建へ　マンチーニ監督、初陣飾る　バロテッリ先制弾

国際親善試合   イタリア２―１サウジアラビア （ 2018年5月28日    スイス・ザンクトガレン ）

　イタリア代表のロベルト・マンチーニ新監督（５３）が初陣を勝利で飾った。２８日、国際親善試合でＷ杯ロシア大会出場のサウジアラビアに２―１で勝利。２０１４年以来、約４年ぶりに招集されたＦＷマリオ・バロテッリ（２７＝ニース）が先制点を挙げて勝利に貢献した。

　今季フランス１部で５位タイの１８ゴールを挙げたバロテッリは、先発して後半１３分までプレー。前半２１分に１人をかわし、右足で豪快なミドル弾を左隅に突き刺した。

　Ｗ杯出場を逃したチームの再建を担う新指揮官は、指導したマンチェスター・シティー時代をはじめ過去に何度もトラブルを起こした“元問題児”について「前半の得点など、復帰初戦にしてはとても良かった。しかし、もっとやれるはず」と国際Ａマッチ１４点目（３４試合）を挙げた大型ストライカーの完全復活に大きな期待を寄せた。

　イタリアは昨年１１月のＷ杯欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗れて敗退。１９５８年大会以来、６０年ぶりに本大会出場を逃した。