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青山 代表から離脱 西野監督 精神的支柱として期待も「ケガで断念することになり非常に残念」

[ 2018年5月25日 05:30 ]

キリンチャレンジカップ2018   日本-ガーナ ( 2018年5月30日    日産ス )

右膝痛のため、青山の離脱が発表された日本代表。練習冒頭の円陣で厳しい表情で指示を出す西野監督(撮影・西海健太郎) 
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 日本サッカー協会は24日、MF青山敏弘(32)が右膝痛のため日本代表から離脱すると発表した。20日のC大阪戦で痛めたものでこの日、千葉県内の病院で検査を受けた結果、6月のW杯ロシア大会出場は困難と診断された。西野朗監督(63)は精神的支柱としても期待していたが、早くも構想が崩れた。日本代表はこの日、千葉県内で合宿4日目に突入。20日の名古屋戦で頭から落下し、状態が心配されたGK中村や、昌子、柴崎ら7人が合流した。

 西野ジャパンに衝撃が走った。唯一のサプライズ選出にして中盤の軸として期待していた青山が右膝痛のため離脱した。20日のC大阪戦で負傷。この日、一度は日本代表に合流したが、ドクターによるメディカル検査後、千葉県内の病院で精密検査を受けた結果、W杯出場は困難と診断された。

 西野監督の構想は早くも崩れた。今季首位を独走する広島を主将としてけん引。3年ぶりに代表復帰となった青山を「彼がつくっていると言っても過言ではないぐらい今の広島のサッカーを象徴する選手」と評し、精神的支柱としても期待していた。前回大会の経験者で元広島監督の森保一コーチの信頼も厚く、W杯メンバー入りは確実視されていた。

 青山は当初、この日から練習に参加予定だった。千葉県内の宿舎に入り、他メンバーと昼食までともにしたが、練習場には姿を見せることなく広島に戻った。青山は広報を通じ「チームにも入れずケガで断念することになり非常に残念です。チームのみんなには日本のために頑張ってほしい」とした。

 代表戦士にも動揺が走った。広島時代に同僚だった槙野は「僕の部屋に来て“一緒に戦えなくなった俺の分まで戦ってくれ”と。気持ちをくんで戦うしかない」と明かした。今回の招集外選手では森重、今野、久保、中島、興梠、杉本、小林悠の7人が予備登録されているが、同じ守備的MFの今野も右足首の手術を受けており全治2カ月。他にもFW岡崎、MF乾、GK中村、東口が負傷を抱える西野ジャパン。W杯に向け、不安の船出となった。

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2018年5月25日のニュース