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西野監督、懐かしの「ポリバレント」連呼 GK以外のポジション「外して」

[ 2018年5月18日 15:08 ]

サッカー日本代表の西野監督
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会は18日、ガーナ代表との国際親善試合(30日、日産ス)に臨む日本代表メンバーを発表し、27選手が選出された。

 バヒド・ハリルホジッチ前監督(65)が4月9日に解任され、西野朗監督(63)が就任して初めての対外試合。西野監督はすでにFIFA(国際サッカー連盟)に提出した予備登録メンバー35人(未発表)のうちMF今野泰幸(35=G大阪)とFW小林悠(30=川崎F)の2人をケガで外さざるを得なかったとし、2人を抜いた33人の”ラージリスト”から27人を選出したと説明した。故障箇所は明かされなかったが、今野は手術を受けるとし、小林については全治2週間程度のケガを負ったとこの日の朝にクラブから報告があったという。

 27人のメンバーにはMF本田圭佑(31=パチューカ)、MF香川真司(29=ドルトムント)、FW岡崎慎司(32=レスター)らベテランが選出される一方、所属チームがプレーオフを控えるFW久保裕也(24=ヘント)やポルトガルリーグで今季10得点12アシストと活躍し、3月には代表デビュー戦でゴールを決めたMF中島翔哉(23=ポルティモネンセ)はメンバー外となった。

 この日発表された27選手の内訳はGK3人、DF8人、MF12人、FW4人。だが、西野監督は「あらかじめ言っておきたいのですが、(メンバー表の)左にあるGK、DF、MF、FWは私がリストを作る段階で、この文字をボードに載せたことはない。GK以外はポジションを外してほしい。固執したポジション、システムではない」と語気を強め、「ポリバレントで複数(のポジション)をこなす選手がこの中にもいる」と、かつて10年以上前にイビチャ・オシム元日本代表監督が好んで使った「ポリバレント」(多様性)を連呼した。西野監督がこの説明を終えると、会見の司会を務めていた日本サッカー協会関係者が「大変失礼しました。こちらの記載ミスですね」とちゃめっ気を交えて話を引き取る場面もあった。

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2018年5月18日のニュース