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ロシアW杯で書く予定だった…ハリル氏“熱血通訳”樋渡氏のエピソード

[ 2018年5月15日 15:10 ]

代表監督時代のハリルホジッチ氏(右)と樋渡氏
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 5月15日。Jリーグが25歳の誕生日を迎えた。そして4月に日本代表監督を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏も66歳の誕生日を迎えた。誕生日といえば、今は亡き“ハリルジャパン”が、6月14日開幕のW杯ロシア大会出場した時に執筆予定だったエピソードがある。

 樋渡群氏。ハリルホジッチ氏の通訳を務め、更迭決定後の成田空港での囲み取材で前指揮官の横で号泣して一躍注目を浴びたスキンヘッドの熱血漢である。誕生日は6月9日。日本代表が02年W杯日韓大会1次リーグ第2戦でロシアに1―0で勝ち、W杯初白星を手にした記念日だ。

 関係者によると、樋渡氏の妻は、日露戦争で日本海軍を率いてバルチック艦隊を破った東郷平八郎氏の子孫だという。「ロシア」「勝利」の2つのキーワードに縁がある樋渡氏。時にハリルホジッチ氏よりも熱く選手に指示を飛ばしていた姿はもう見られない。

 日本協会の田嶋幸三会長が挙げた監督交代の理由は「コミュニケーション不足」と「信頼関係の喪失」。通訳として思うところはあるだろうが「私は日本代表の永遠のサポーターです」と語ったハリルホジッチ氏とともに、侍ブルーの躍進を願っていると信じたい。(記者コラム)

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2018年5月15日のニュース