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岩本輝雄氏が語る 欧州CL観戦で得た日本代表へのヒントとは

[ 2018年5月7日 17:01 ]

就任会見で意気込みを語る西野監督
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 ライフワークになっている欧州チャンピオンズリーグ(CL)を観るため、今回も現地に行って来ました。結果は皆さんご存知の通り、レアル・マドリード(スペイン)とリバプール(イングランド)が決勝進出。決勝戦は今月26日にキエフで行われ、レアルは3連覇、リバプールは13季ぶり6度目の優勝を目指して戦うことになります。

 私はレアルのCL準決勝2試合とバルセロナのスペインリーグ優勝決定試合も含め今回4試合を観戦したのですが、分かっていたこととはいえ、改めてレベルの高さを実感しました。あのレベルの試合になると、中盤でミスをすると一気にゴールまで持っていかれる。イージーなミスをしようものなら一瞬でボールを奪われ、ものの5秒もあればゴールまでいく。奪われた方はあっという間に失点。やり直しはきかない世界です。

 現地で試合を見て、日本代表チームにはいいヒントになるのでは?とも思いました。ボールを奪うにしても深い位置ではダメ。世界レベルでは”ココ”というところで一気に力を加えてくるし、”今だ”と思ったら即座にスピードを上げてきます。日本代表のメンバーがすべてをあのレベルでこなすことは難しいかもしれませんが、横パスをカットして一気にゴールへ向かって攻撃する。これはできるはずです。そのためには中盤のメンバー選びが非常に大事。今月31日にはいよいよワールドカップ(W杯)ロシア大会に臨む日本代表メンバーが発表されますが、どんな23人になるのか楽しみに待ちましょう。(岩本輝雄=元日本代表MF)

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2018年5月7日のニュース