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内田“上げてきた”J復帰後初アシスト!鋭いクロスで白星貢献

[ 2018年5月3日 05:30 ]

明治安田生命J1第12節   鹿島2―0長崎 ( 2018年5月2日    カシマ )

<鹿島・長崎>前半、ゴール前に鋭いクロスをだす鹿島・内田(左)
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 鹿島はホームで長崎を2―1で下し、リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げた。DF内田篤人(30)がJリーグ復帰後初アシスト。前半4分に右クロスで先制点を演出し、復活を印象づけた。浦和は興梠慎三(31)の2ゴールで川崎Fに2―0の勝利を収め、オリヴェイラ監督就任後、初白星となった。

 正真正銘の鮮やかなアシストだった。前半4分、内田がオーバーラップ。走る勢いを落とさずにMF遠藤からパスを受けると、ペナルティーエリア内右からダイレクトで鋭いクロスを入れた。

 「(鈴木は)ヘディングがうまい選手。とりあえず速いボールを入れた」。先制点が決まると、鈴木の背中をぽんぽんと優しく叩いた。4月25日の神戸戦でもクロスで鈴木の得点を演出。この時は一度GKにはじかれており、今回は紛れもない日本復帰後の公式戦初アシストとなった。

 右太腿裏痛から復帰した先月14日の名古屋戦以降、リーグ戦5試合連続で先発中。この日は2月14日のACL上海申花戦以来、リーグ戦では初のフル出場を果たした。アシストよりうれしかったのはフル出場の方。日本代表の早川コンディショニングコーチが視察する前で「体的にもボール的にも合ってきている。トラップも良くなってきた」と復活への階段を着実に上がっていることをアピールした。背番号2を引き継いだOBの元日本代表DF名良橋氏からも「サッカーを分かっている。ドイツでの経験がプラスになっている」と太鼓判を押された。

 先月26日には、22歳の誕生日を迎えた鈴木にライダースジャケットを贈り「これからもっといっぱい点取ってくれ」と声を掛けた。「器が広いっていうか、人と違うところを見ている」。鈴木は後輩思いの心意気を十分に受け取っていた。内田、鈴木とつないで奪った先制点を皮切りに、チームは公式戦5試合ぶりの白星。内田とともに鹿島も上昇気流に乗っていく。

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