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今野 代表入りあきらめない!戦列復帰で決勝点アシスト

[ 2018年5月3日 05:30 ]

明治安田生命J1第12節   G大阪1―0仙台 ( 2018年5月2日    吹田ス )

<G大阪・仙台>後半,パスを出すG大阪・今野(右)
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 頼もしい守備職人が帰ってきた。右足首痛に悩まされたG大阪MF今野が後半開始から出場。3月18日・柏戦以来リーグ8試合ぶりの復帰を果たすと、後半17分には絶妙な縦パスを通してMF倉田の決勝点をアシストした。今季初の2連勝。降格圏脱出の立役者になった。

 「自分自身のパフォーマンスはまだまだだけど、一歩目を踏み出せた。何とか勝ち点3を取れて良かった」

 2月の沖縄キャンプで右足首痛が発症し、リハビリの日々が続いた。柏戦で一度は復帰したが、その試合後に再発。「また思い切りプレーができるのかな…」。チームが降格圏に沈む中、力になれない葛藤と再々発の不安があった。だが4月29日の鳥栖戦からベンチ入り。状態は100%ではなかったが「ベンチ入りが決まった時、どうなろうと突っ込んでいく気持ちになった」。復帰戦はある意味、選手生命を賭した一戦だった。

 倉田が「危ないシーンをつぶしてくれたし、帰ってきてくれてうれしい」と話したように、守備でも持ち前の強さを発揮。視察に訪れた日本代表の関塚技術委員長は個人名こそ避けたが「(西野監督に)良い報告ができる」と満足げに話した。最後の“難関”はリバウンド。それを乗り越えた先には、自身3度目のW杯出場も視界に入ってくる。

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2018年5月3日のニュース